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留学情報
留学体験談
交換留学(メルボルン大学)
メルボルン大学_丹沢 理子さん
- プログラム種別
- 交換留学
- 留学年
- 2025年
- 言語
- 英語
- 地域名
- オセアニア
- 行先国名
- オーストラリア
- 大学名
- メルボルン大学
- 部局名
- 農学部
- 課程
- 学士
- 新渡戸カレッジ
- 非該当
メルボルン大学(オーストラリア)2025年2月~2025年12月
【所要経費】
保険料875AUD・住居費23000AUD・食費3000AUD・娯楽等1000AUD・往復航空運賃25万円程度
1.渡航前の手続きについて
①ビザ(VISA)又は滞在許可書
Student visa・Australian Government Department of Home Affairs・1か月・2000AUD
TOEFL Home Editionの結果をオーストラリア政府が英語力の証明として受け付けておらず、会場受験を受けなければならなかった
健康状態について追加の検査が必要となったこと(自費3万円程度)
②航空券について
Quantas Air/Melbourne Airport
LCC: Jetstar
2.到着直後の手続きについて
①大学関係
授業登録はオンラインで、留学生が履修可能な科目を確認して登録した。
スマートフォンが使えなかったこと。原因は、使用していたスマートフォンが4Gにも対応する機種で、オーストラリア政府がそのような機種を全てモバイルデータ通信からシャットアウトしていたこと。一カ月程度電話番号がなかったので、銀行口座が開けなかった。また、色々な会員登録もできなかった。
②滞在許可書関係
申請していない
③その他
なし
3.留学生活について
①大学関係
留学生、特に中国を筆頭にアジア系・インド系が多かった。授業でも中国人が固まることがあり、英語ではなく中国語を使ってコミュニケーションをとっている人も多かったので、やや苦労した。キャンパスは勉強スペース(特にグループ学習)が充実しており、時間も朝早くから24 時まで、テスト直前は24 時間になっていた。昼頃に広場でほぼ毎日イベントが行われ、無料の食べ物や飲み物を配っていることが多かった。Student union がかなり大学の主軸として動いており、イベントの企画・勉強サポート・生活支援・クラブの母体などを行っていた。キャンパス内には学食以外にもカフェやチェーンの飲食店が多数あり、選択肢が多かった。
②大学の所在する街(町)の様子
私の住んでいた範囲では、治安の面で不安を感じたことはほぼなかった。スーパーの営業時間が長く、アパートから徒歩圏内に複数あったので、買い物には困らなかった。青果物はマーケットから買っていた(圧倒的に安い)。夏は30 度を超す日もあったが、乾燥していたので不快感はあまりなかった。
冬はダウンジャケットが一枚あれば十分で、雪も降らなかった。一日の中や数日中に気温・空模様が激しく変化するので、服装の調節が難しかった。
③授業について(そのⅠ)
北大で学べない環境科学・社会系の授業を受けた。エネルギー・環境心理学・土地管理・森林科学・環境科学・食糧安全保障・考古学×地学・自治体プロジェクトなど。課題はレポートが多く、試験も小論文形式やオンラインで期限内に提出するものなど知識が問われることは少なかった。留学生への特別なサポートはなかったが、大学が英語サポートを提供していた。
④授業について(そのⅡ)
(最も興味深かった授業)
Fire in the Australian Landscape
破壊的なイメージばかりあったオーストラリアでの山火事をはじめとした火災と環境について、アボリジニの土地と環境の管理や現在の火災管理について学んだ。近現代を通じて軽んじられてきた先住民の知の集積が近年再評価され、政策に部分的に導入されつつあることがある意味先進的でもあると感じた。
(最も困難だった授業)
Landscape Ecosystem Project
実際に自治体と共同でプロジェクトを行った。ミーティング・調査・口頭発表・レポート執筆など色々な面で英語のハードルも高く、量も多かったうえに時間がかなり限られていた為。
⑤大学が提供するサービスについて
無料の学生支援サービスが豊富。学業・進路について相談できる窓口が多い。
講義が全て録画されており、同時中継&見返すことができる(英語字幕つき)。ワークショップなどの録画はない。
4.住居と食事について
① 住居
大学と提携しているアパート。1600AUD/月程度。大学キャンパスまで徒歩15分。部屋のタイプによるが、4人でのシェアが基本。バスルームはプライベートまたは2人でシェア。
② 食事
自炊・大学で提供されるフリーフード・稀に外食(カフェやベーカリーなど)
③インターネット環境
コンピューターを持参。Wi-Fiは提供されており、概ね問題なかった。
④住居に関するアドバイス
ルームメイトが最低限気の合う人であれば、とても楽しいと思う。イベントも豊富で、他の部屋に住んでいる学生と出会える機会も多い。
5.留学生活全般について
この留学を通し、地球環境に関わる勉学・研究・職業の幅広さと社会的重要性を知り、さらに興味を持った。以前から環境問題の緩和・解決に寄与したいと漠然と考えていたが、留学前は具体的な職業についてはイメージができていなかった。留学中に、メルボルン大学で環境専攻の講義を受け、環境専攻の学生・院生のインターンや就職活動や仕事での体験談を聞くうちに、環境に関われる仕事が私の知っていたよりもずっと幅広いことを知った。特に、日本では分離で断絶されてしまうことが多い科学的な環境へのアプローチと、社会学・政治学的なアプローチの両方を包括的に学べることが魅力的に感じた。本来環境問題とは文理などによらず、どんな分野にも影響が及ぶ問題である。学びを理系・文系によって分けることは、学生の学びの選択肢を減らしてしまうだけでなく、実務において不都合をもたらすのではないだろうか。