留学情報

留学体験談

交換留学(オレゴン大学)

オレゴン大学_森友 勇人さん

プログラム種別
交換留学
留学年
2025年
言語
英語
地域名
北アメリカ
行先国名
アメリカ
大学名
オレゴン大学
部局名
文学部
課程
学士
新渡戸カレッジ
非該当

オレゴン大学(アメリカ)2025年3月~2025年12月

【所要経費】

項目 金額(\147/$1換算) 備考
渡航費 25万円
VISA関係費 6万円
保険費 48万円 Summer TermはUO Student Health Benefits Planの請求なし。
学費(北大授業料を含む) 116万円 Summer Termの学費は自己負担。30万円。
居住費 170万円 奨学金とほぼ同額。
食費 40万円
通信費 6万円
日用品費 9万円
理髪費 5万円
被服費  5万円
趣味・レジャー費 50万円
北海道の居住先維持費 80万円
合計 560万円
奨学金 179万円 JASSO海外留学奨学金+新渡戸カレッジ奨学金(Bクラス)。

 

1.渡航前の手続きについて

①ビザ(VISA)又は滞在許可書

  • 手続き全般にかかわる注意事項

私の留学開始時期は、オレゴン大学(UO)のSchool Yearが始まるFall Termはなく、Spring Termである。そのため、異なるTermから留学する学生は、手続きの所要時間はあくまで目安とすること。

 

・VISA種類:J-1 VISA (NONIMMIGRANT EXCHANGE VISITOR VISA)

・ビザ取得経過(当時、正確な情報取得にとても苦労したので詳細に記す)

  1. 7/22令和6(2024)年度交換留学(追加募集)に申請。
  2. 9/24審査結果、オレゴン大学派遣候補者として承認
  3. 11/30オレゴン大学へのApplication formを提出(12/1締切)。
  4. 1/15入学許可証、DS-2019(J-1 Visa取得に必要な書類)をUOよりメールで受信。

ここからメールに添付のあったUOによるJ-1 Visa Checklistを参考に申請を進めた。

  1. 1/17米Visa規格証明写真撮影(5cm×5cm,データ)。
  2. 1/18 DS-160申請。この際, 米Visa規格証明写真のデータを使用。長時間を要する。
  3. 1/20 Sevis(I-901)申請。この際, $220を支払い(外貨用銀行口座を予め開設しておくと便利)。
  4. 1/23 VISA面接日時決定。最速日時を選択。
  5. 2/20 VISA面接(場所:東京・赤坂・米国大使館)。持ち物はパスポート & DS-2019(紙で)。

面接は窓口越しに日本語で30秒程度。所属大学を聞かれたのみ。パスポートを回収される。

  1. 3/04 パスポート受取日時申請
  2. 3/12 パスポート受取(場所:東京都新宿区左門町13-5 左門町パックスビル4F)

~完~

・注意点

在日米国大使館による申請Webサイトはサーバーダウンすることが多い。特に夜間は注意。

さらに、2025年5月に新たなVISA取得制度に変更された。

留学先で日本人留学生から得た情報によると、Sevis申請から面接予約可能日までが長期化している。そのため、上記より前倒して取得準備に取り組むことが望ましい。

 

②航空券について

・大学最寄りの空港名:Eugene Airport(EUG)

ただし、空港からUOまで公共交通機関はなく、Uber/lift/友人による送迎援助が必須。20分程度。

日本からの直行便はなく、Seattle/San Franciscoを経由しないと行くことはできない。

地方空港のため、Eugene Airport発の航空便の行き先も限られる。

・2番目に近い空港名:Portland International Airport(PDX)

UO所在地のEugeneからバス(Flixbus)or電車(Amtrak)で3時間程度。

価格:バス($55)>電車($17)

しかし、バスがUOから空港まで直接アクセス可能なのに対し、電車はUOから駅のEugene Stationまで徒歩で30分、Portland Stationから空港までUber/liftが必須と、時間と労力を要する。

こちらも日本からの直行便はなく、Seattle/San Franciscoを経由しないと行くことはできない。

 

・利用航空会社

往路はDelta Airlines、復路はJapan Airlines(JAL)。

往路は、入寮日に合わせて予約をしようと計画していたが、入寮先が授業開始2日前まで確定せず(Spring Termからの入寮であったため)、そのことをHousing Officeから一切連絡がなかったので、予約が遅れた。最終的に留学生向けオリエンテーションの前日に入国し、入寮までホテルに宿泊した。

・おすすめ航空会社

アメリカの航空会社に比較し、機体・乗客層・機内サービスが圧倒的に良いJALがおすすめ。通常、JALの航空券はアメリカの航空会社に対して高額だが、早めの購入で比較的安価に行ける。また、Expediaなど旅行代理店を介した購入は、トラブル発生時の対応がややこしくなるため非推奨。

 

2.到着直後の手続きについて

①大学関係

VISA以外にも渡航前に完了させる必要のある手続きもあるため、渡航前の手続きもこの項目に記す。

・渡航前

1.個人情報登録

入学許可証、DS-2019取得前後、UO ID(学生番号に同じ)をUOからメールで受信する。その後から利用できる、DuckWeb(大学ポータルサイト)に、早急に個人情報を登録する。また、UOとのメールのやり取りは、北大発行のGoogleアカウントではなく、UO発行のMicrosoftアカウントのOutlookを介して行う。このMicrosoftアカウントがDuckWeb外部で行うすべての手続きで必要になるため、大学の指示に従い速やかに作成する。

2.ワクチン接種証明手続き

myUOHealthからImmunization Record(ワクチン接種記録)を登録する。

記録提出が求められるワクチンは、以下の通り。

Measles(はしか)Mumps(おたふく)Rubella(風疹) 各2回
Meningococcal ACYW, MCV4, MPSV4(4価髄膜炎菌) 22歳未満は16歳以降に1回
Tetanus(破傷風)Diphtheria(ジフテリア) Pertussis(百日咳) 11歳以降に1回
Varicella(水痘) 2回

 

私の接種していないワクチンは3つで、各ワクチンで1か月ずつ接種間隔を空ける必要があったので計画的に摂取した。また、記録は大学指定用紙に、正式な接種日と主治医のサインを記入し提出する必要があった。私の場合、記録は母子手帳、主治医は父の友人と幸運にも軽負担は済んだ。しかし、着手が遅いと授業登録ができないので注意が必要。

3.履修登録

留学生はワクチン接種証明手続きが完了してからできるようになるが、正規学生は前学期中盤の履修登録期間に登録済である。そのため、ワクチン接種を無計画にすると授業の選択肢は狭まってしまう。履修登録の変更は一応いつでもできるが、無料でできるのは授業の第1週が終わる時まで、それ以降は有料かつ複雑な手続きが必要になるとオリエンテーションで言われるので控えると良いと思う。

4.入寮手続き

もし入居先に大学寮を希望するならば、My Housingポータルにて行う。Fall Termから入居の場合、入る部屋を自分で決めることができるのは7月いっぱい。Spring Termには決定権はなかった。

 

5.学部事務・国際交流課から依頼される手続き

大学派遣候補者に推薦された後から、学部事務と国際交流課から様々な申請の依頼を受ける。指示に従い、計画的に準備していく。この中にJASSO海外留学奨学金と海外留学保険の手続きも含まれる。

 

・渡航後

1.オリエンテーション

留学生(J1・F1 VISA)向けオリエンテーションは、授業開始前の金曜日・土曜日に実施される。特に必要な手続きはないが、渡航前に不明瞭であった手続きを尋ねる最後の機会がこの時だと思われる。

2.学費の支払い手続き

交換留学においては、UOへの学費は北海道大学に納めているため免除になるが、UOでは施設維持費などの名目で約 $ 550各学期支払う費用がある。請求は学期ごとで、期限は授業の第2週が開始日辺り。私は交換留学生にもかかわらず、海外出身の正規学生に請求される学費も重ねられており、その免除を巡るやり取りに時間を要しました。

3.オレゴン大学学生健康保険の支払い手続き

UOは、全ての留学生に健康保険を有することを義務付けており、自動的にUO Student Health Benefits Planというものへ加入手続きがされる。これは「5.学部事務・国際交流課から依頼される手続き」に含まれる海外留学保険とは異なるもので、UO学へ留学する場合はこれらの保険を重複して加入する必要がある。費用は学期ごとに約 $ 1250。支払い時期・期限は学費と同じ。

 

②滞在許可書関係

渡航後に滞在許可書に関係する手続きは特にない。

 

③その他

1.携帯電話の通信契約手続き
携帯電話をアメリカで使用するため、新たに通信契約を行う必要がある。私は、イエローモバイルという日本の会社を介して契約をした。T-Mobileなど、現地の通信会社を選ぶのも良いと思うが、eSIM契約・国際通話無制限・契約解約・24時間サポートが日本語であったのが非常に助かった。

2.銀行口座の開設手続き
私は渡航前に、外貨預金口座を無料で簡単に作れる & デビットカードを取得できるソニー銀行とWiseに口座開設 & カードを準備していった。しかし、店舗やオンライン通販サイトでは、しばしば日本のカードが受理されないケースがあると聞いていたので、何か打つ手はないか頭を抱えていた。さらに、現金を使わずとも生活できる環境であるため、現金をさほど持って行かなかった。そのため、友達と遊んでお金の建て替えが発生した時、対応に困っていた。その時、友人からBank of America(BofA)なら無料で簡単に口座も作れる & デビットカードも取得できる & 建て替え発生時は口座から直接の電子送金(Zelle, Venmo)で対応できると教わったので、早速口座を開設した。3つの口座のおかげで、両替や外貨送金による手数料の負担を少額に抑えることができた(合計2000円程度)。また、学費の支払いもBofA口座から直接できるようになり、手間のかかる手続きが容易になった。さらに、コインランドリーを使用する場合はクオーター(25セント)コインが必要なため、10ドル紙幣を崩す必要があった。その対応も銀行口座がないとできない可能性もあるそうなので助かった。このように、アメリカで銀行口座を作るメリットは非常に大きいので推奨する。帰国時閉鎖を忘れず。

 

3.留学生活について

①大学関係

学生生活で特に印象的だったのは、多様性を前提とした雰囲気が日常の中に自然に存在している点である。キャンパスでは、国籍や文化的背景の違いに対して遠慮するのではなく、むしろ互いの違いを知ろうとする姿勢が学生の間に広く共有されている。授業や友人との会話の中でも、自分とは異なる価値観や経験を持つ相手の話を丁寧に聞き、意見の違いを尊重しながら対話を続ける場面が多く見られた。こうした環境の中で生活することで、異文化を特別なものとして構えるのではなく、日常の一部として受け止めながら関わる姿勢が自然と身についたと感じている。

キャンパス全体の雰囲気としては、学生一人ひとりが自分のペースや価値観を大切にしながら過ごしている印象を受けた。服装や過ごし方に決まった型はなく、芝生で勉強や日光浴をする学生、友人と談笑する学生、屋外で運動をする学生などが同じ空間に自然に共存している。周囲の目を過度に気にすることなく、自分らしいスタイルでキャンパスライフを送ることが当たり前の空気感があり、その自由さが居心地の良さにつながっていると感じた。こうした環境は、新しいことに挑戦したり、異なる価値観を受け入れたりする上で心理的なハードルを下げてくれるものだと思う。

 

②大学の所在する街(町)の様子

・Eugeneについて

Eugeneはワインの産地であるウィラメット・バレー南端に位置する、州第3の人口約17万5千人が暮らす、UOを中心とした都市。UOから多くの有名陸上選手・ランナーを輩出していることから、Eugeneは“Track Town USA”とも呼ばれ、2022年には大学内にある陸上競技スタジアムHayward Fieldで、世界陸上競技選手権大会が行われた。またスポーツ用品の大手メーカーのNike誕生の地でもある。

・治安

キャンパス周囲の住人の多くがUO生である。キャンパス周辺はアメリカではかなり治安はいい場所だと自認しているが、留学中もHayward Field近辺(南)では数回発砲事件があった。また、キャンパスから西へ徒歩10分程に位置するダウンタウン(さほど大きくない)では軽犯罪が多い。そして不審者やホームレスが多く、それほど治安はよくない(もちろん大都市と比較したら断然まし)。ダウンタウンからキャンパス、住宅街が近いこともあり、1人で歩行中は常に緊張感があった。とはいえ学生街なので、キャンパス~住宅街間は、夜間でも心配せず歩くことができる(夜遅くまでパーティをやっているところも多い)。

・気候

秋は全体的に涼しく、曇りの日が多い。雨の日もある。10月で昼間が一気に短くなる。

冬は曇りと霧が途切れず毎日続く。気温は東京よりは暖かいくらい。雪は年に1,2回積もる程度。

春は気候を秋と似ていて、独特の花粉症が人々を悩ませる。気温は低め(10度前後)。

夏は晴れ間が毎日続き、昼は暑く夜は寒い。夏の季節の変わり目となる日は驚くほど明確。

・利便性

大学周辺に食料雑貨店やレストラン街があり、歩行者でも便利だが、メジャーな行き先は自動車移動を想定した場所に位置しているため、歩行だけでは不十分という評価である。そのため、自家用車を所持している人と友人になれるかが、Eugeneの街を満喫できるかの命運を分けるポイントだと思う。

 

③授業について(そのⅠ)

・BA101Z:Intro to Business(評価:B)

企業活動の基礎を幅広く扱う導入科目であり、経営、マーケティング、会計、人的資源管理などの基本概念を学んだ。授業は講義形式が中心で、実際の企業事例を用いた説明が多かった。課題としては、定期的なクイズや小テスト、ビジネスシュミレーター上での競争があった。

・BA361:Cross-Cultural Business Communication(評価:A-)

異文化環境におけるビジネスコミュニケーションをテーマとした授業であり、文化的背景の違いが意思決定や組織行動に与える影響について学んだ。ディスカッションやケーススタディが中心で、学生同士の意見交換が重視されていた。課題として、リーディングへのリアクションペーパーやプレゼンテーションがあり、理解度だけでなく考察の深さが評価対象となった。

・WR121Z:Composition I(評価:A-)

英語によるアカデミックライティングの基礎を学ぶ授業で、論理的な文章構成や主張の展開方法を重点的に扱った。複数回のエッセイ提出があり、下書き・フィードバック・修正を繰り返すプロセスが重視されていた。

・ASTR121:The Solar System(評価:B-)

太陽系の構造や惑星の特徴を扱う理系の一般教養科目であり、文系学生にも理解しやすい内容構成であった。講義とスライドを中心に進み、理解確認のためのクイズや中間・期末試験が実施された。

・BA169Z:Data Analysis Using Excel(評価:合格)

Excelを用いたデータ分析の基礎を学ぶ実践的な授業で、関数、データ整理、分析結果の可視化などを扱った。課題はすべて実技形式で、指定された操作を正確に行うことが求められた。SOC304:Community, Environment & Society(評価:D)

 

地域社会と環境問題の関係を社会学的視点から考察する授業であり、環境問題を制度や社会構造の観点から分析した。リーディング量が多く、ディスカッションやリアクションペーパーへの積極的な参加が求められた。

 

④授業について(そのⅡ)
(最も興味深かった授業)

SOC304:Community, Environment & Societ

日本ではあまり社会問題として意識されていない事象が、アメリカでは重要な社会問題として扱われている点が特に興味深かった。また、扱われる問題の多くが、人種、性別、所得といった個人のバックグラウンドと深く結びついており、問題の背景にある構造の複雑さを強く感じた。これまで社会課題問題はすべて解決できることを前提にしていたが、この授業では、問題解決を目指すというよりも、まず「現在何が起きているのか」を正確に理解することに重きが置かれており、その姿勢が印象に残った。

 

(最も困難だった授業)

BA361:Cross-Cultural Business Communication

異文化環境におけるビジネスコミュニケーションを扱う授業であり、ディスカッションやプレゼンテーションが中心であった。英語で即座に自分の意見を整理して発言することに加え、テンポよく切り替わる会話を一つひとつ理解しながら議論についていくことが求められ、その点が特に難しかった。また、授業中にはチャットを用いた意見交換も頻繁に行われ、複数の情報を同時に把握しながら議論に参加する必要があった。文化的背景の違いを前提とした議論では、自身の考えを明確に言語化する力が求められ、準備や理解の浅さがそのまま課題として表れる授業であった。その分、異文化環境におけるビジネスコミュニケーションの難しさと重要性を強く実感する機会となった。

 

⑤大学が提供するサービスについて

学業面の支援としてチューター制度が特に充実していると感じた。図書館には複数分野に対応できるチューターが常駐しており、授業内容や課題について科目を問わず相談できる環境が整えられている。専門的な質問であっても、どこに相談すればよいか迷うことなく支援を受けられる点は、日本の大学と比べても大きな特徴であると感じた。学業上の困難を個人の努力だけに委ねるのではなく、大学全体で支える姿勢が明確に表れている制度だと思う。

 

4.住居と食事について
① 住居

・住居についての注意事項

私は、学期ごとに大学寮・シェアハウス・シングルルームと引っ越した。これには留学がSpring Termに始まったことが大きく関係している。各引っ越しの理由は後述する。

・住居の種類 Spring Term

Spring Termは大学寮(Yasui Hall)に滞在した。

Yasui Hallは居住者がSophomore以上のみかつミールプラン設定のない唯一の大学寮。

タイプは各住人が個室を持ち、水回り(キッチン・風呂・トイレ・洗面所)共有のシェアルーム。洗濯機・乾燥機はフロア共用で無料。

ルームメイトは同性4人。

家賃は$360/週(滞在期間は10週間)。

通学は徒歩。どの学部棟までも10分以内に到達する。

大学寮を引っ越した理由は、大学寮の夏季滞在申請の締切が私の入居前日であったためだ。そのため、やむなく探すことになった。大学周辺アパートの住居契約の特徴として9月から1年契約のものが多い。しかし、ほとんどの学生は夏中帰省し、部屋を空けている。そのため、夏は部屋のサブリースをするケースが多い。私は、友人からSnapchatというSNSの大学コミュニティで、多くの学生が夏季滞在者を探していると教わり、最終的に契約まで面識のなかった学生と個人間で契約を結んだ。

 

・住居の種類 Summer Term

Summer TermはOff-Campus(大学外)のアパートThe 515に滞在した。

タイプは各住人が個室・風呂・トイレ・洗面所を持ち、キッチン・洗濯機・乾燥機がルーム共有のシェアルーム。アパートのコミュニティエリアが非常に充実しており、プール・ジム・PCエリア・会議室・レクリエーションスペース・屋上テラスが付設していた。

ルームメイトは同性4人だが、夏季滞在者は2名。

家賃は通常$1300/月のところ、$600/月(滞在期間は3か月弱)。

通学は徒歩。キャンパスの一番近い学部棟で10分、遠い学部棟で20分程度。

このアパートを引っ越した理由はサブリース契約が夏季で満了したためだ。Fall Termも同アパートに滞在したいと考えていたが、1Term賃貸をやっていなかったため、他の部屋を探すことになった。大学周辺のアパートの住居契約の特徴として、Fall Termは1 School Year or 1年契約のアパートがほとんどである(他TermではTerm契約がある場合がほとんど)。そのため家探しは難航したが、短期間滞在者向けのマンスリーマンションと契約を結んだ。

・住居の種類 Fall Term

Fall Termはマンスリーマンション(Ferry Street Flat)に滞在した。

タイプはStudio。キッチン・洗濯機(有料)・乾燥機(有料)はフロア共用。アパートのコミュニティエリアはキッチンダイニング・屋上テラスのみ。

家賃は$1500/月(滞在期間は3か月強)。高い。

通学は徒歩。キャンパスの一番近い学部棟で20分弱、遠い学部棟で30分弱程度。

 

② 食事

・Spring Term

当初は手間のなさ & 食べ放題という魅力に惹かれダイニングホール(Carson Dining Hall)中心であったが、次第に料理に飽きてしまい、自炊寄りに。ただキッチン・冷蔵庫が共用というのが非常に不快であった。

・Summer Term

朝・昼・夜ほとんど自炊。ルームメイトがキッチン・冷蔵庫を一切使わない人なのがよかった。

・Fall Term

朝・昼はほとんど自炊、夜は週に1,2回に友人と一緒にご飯を作るor外食に行く程度。

 

・おすすめレストラン

Panda Express …中華料理(全米展開の安価中華チェーン店、キャンパス内の最安高評価飲食店)

Wheat Bay …中華料理

Tequila Burrito Bar Carlton…メキシカン料理

Kkoki Korean BBQ Eugene…韓国料理

Chopstix Chinese Cuisine…中華料理

Five Guys…ハンバーガー(全米展開の高級ハンバーガーチェーン店)

In-N-Out Burger…ハンバーガー(全米展開の安価ハンバーガーチェーン店)

 

③インターネット環境

どの居住先、大学施設でもWi-Fiは無料で利用することができた。どの居住先でもWi-fiへの接続や通信速度に問題はなかったが、大学寮のBurnhart Hallの住民からは速度に問題があると聞いた。

 

④住居に関するアドバイス

・Ferry Street Flat:おすすめ度★☆☆☆☆

Good point1:自分のスペースを確保できる環境になれているとやはり落ち着く。

Good point2:食品雑貨店(Safeway)から近い。

Not Good (NG) point1:住民・周囲の民度が低い。最上階の住人の立てこもりに対しSWATがドア・窓を爆破する事件、室内での大麻喫煙、コミュニティキッチンとゴミ箱を汚すorそのまま去る人が多く、使用ルールがどんどん厳罰化。夜中に外から窓をノックして話しかけて来る。

NG point2:火災報知器が朝からよく誤作動する。3か月で3回早朝避難を経験。

NG point3:開けられない窓に隙間があり、窓際にコバエが沢山止まっている。

NG point4:洗濯機・乾燥機が有料。各$2.25。

NG point5:大学から遠い。

NG point6:部屋に備え付けのIHコンロが,IH対応フライパンしか機能しない。

 

・Yasui Hall:おすすめ度★★★★☆

Good point1:2年生以上しか滞在できないため、freshman寮に比較して学生は大人びた人印象。

Good point2:建物内で大麻が禁止なので、安全(他の寮も禁止だが遵守していない人が多い)。

Good point3:同じアパートの中でどんどん友達とつながれ、夜遅くまで遊んでも安心。自分の親友はこのアパートで暮らしたことによってできた。

Good point4:レクリエーションセンター(REC)が近く、運動・遊びをしやすい。

NG point1:Off-campusのUO生と比較して、幼い or 問題持ちの学生が多い印象。

NG point2:個室を出る時さえ鍵(学生証)の確認が必要(個室もオートロック)。

NG point3:洗面所・風呂・トイレが共用なので衛生感覚が合わないと苦労する。

NG point4:空調が全室共通なので、感覚が合わないと苦労する。

NG point5:ストーブの過熱速度が非常に遅く、キッチン共用で調理時間も限られるので、作れる料理の幅が狭い。

 

・The 515:おすすめ度★★★★☆

Good point1:コミュニティスペースが最高。授業・買い物以外はアパート内で完結できる。

Good point2:個室が手動ロックなので、個室を気軽に出られる。

Good point3:自分専用の洗面所・風呂・トイレがあるとやっぱり快適。

NG  point1:個人間のサブリース契約だと、アパートとの契約者本人ではないので、何か問題を起こした時アパートに一切助けてもらえない。鍵が見つからない時外泊せざるを得なかった経験あり。

NG point2:管理会社・清掃業者が勝手に部屋に入ってくる。その点はセキュリティに問題あり。

NG point3:住人がUO生に限らない。ルームメイトに地元のLane Community College生がいたが、連絡もない、約束事を一つも守ってもくれない非常識な人で頭を抱えていた。

NG point4:Broadwayに面しているため、昼夜車がうるさい。特に道路を夜間工事しているときは騒音で寝られない。

NG point5:大麻やドラッグはOKなので細心の注意を払う必要がある。

NG point6:対岸にあるセブンイレブンとその横のモーテルの治安が悪い(ホームレス、爆竹等)。

 

・住居=On-Campusを前提にしている方向けのTips

大学寮は基本的に正規学生のfreshmanの居住地(freshmanは全寮制)で、入居の1年近く前から申請している人も多くいる。そのため、留学生が入居申請を始められる頃には希望の部屋が残っていない可能性が高い(基本的にBurnhart Hallの6,7階)。さらに、大学寮の賃貸契約には必ずミールプランが付くため食事の自由度も低い(Yasui Hallを除く)。

一方、Off-Campusのアパートは、大学から近い位置ながら非常に自由度の高いので、安定した生活ができる。さらにコミュニティエリアが非常に充実しているケースが多い(多くのアパートにプール・ジム・PCエリア・会議室・レクリエーションスペース・屋上テラスが付設していた)。

料金帯は大学寮とアパートは同程度(決して安くはない)かつ、アパートは入居申請が遅くとも希望以上の部屋がある可能性が非常に高い。安直に大学寮を選択して後悔している留学生と多く出会ったうえ、私自身2度の引っ越しでとても苦労したという経験をもとに、検討を強く推奨する。

Off-Campusアパート参考例:https://www.americancampus.com/student-apartments/or/eugene

またここまで一度も触れてこなかったが、ホームステイは絶対におすすめしない。理由はホームステイを受け入れている家がキャンパスの遠方に集中しているためだ。キャンパスから徒歩20分以上を要する場所に居住しているUO生は自家用車を所持しているケースが多い。しかし交換留学生は自動車の運転を禁止されている。そしてキャンパスと遠方を繋ぐバスは本数が1時間に1,2本と少ない。実際、ホームステイをしている留学生から、立地について良い反応は聞いたことがない。多くのUO生が近い距離で暮らしている中、自分は夜早い時間遠方に帰宅する必要があるというのも疎外感が強く感じられることが想定される。そのため、ホームステイは推奨しない。

 

・前もって準備したほうがいいこと・事前に知っておくべき情報

1.外貨預金口座作成…★★★★★

先述の通り、ソニー銀行Wiseに口座を開設し、デビットカードを持参していくのがよいと思う。特にソニー銀行はApple payにも対応しているため便利でおすすめ。

2.通信契約…★★★★★

おすすめは先述の通り。日本の通信契約だけでアメリカでも通信できる場合もあるが、アメリカ(+1)の電話番号を所持していないことで不都合が生じることは非常に多い。新規契約を強く推奨する。

3.Uber/liftアカウント作成…★★★★★

ホームステイではなく、Eugene Airportを利用する場合はアカウントがないと話にならない。また、Eugene Airportでアカウントを作成するのもおすすめしない。理由はアメリカの電話番号の発効前だと、本人認証ができず作成できず、空港から出られないからである。

4.Amazon.comのアカウントの作成…★★★★★

比較的安く買い物をできるショッピングサイトのCostco, Target, Walmartはキャンパスから離れた位置にある(バスで40分程度)。しかもAmazonの方が安いケースが多い。また経験上、渡米前にアパートへ必要物資を注文し、チェックイン時には配送されるようにしておくと最初からQOLが高い環境を用意できるので強く推奨する。ただし、寮の場合、各寮で一括して配送物を預かるシステムであることから、荷物の配送先住所と部屋の住所とが異なる点に注意。必ず “郵便アドレス”を配送先とすること。また、日本のAmazon primeのサービスはアメリカで受けられないことにも注意。

 

大学寮・Off-Campusの部屋に備わっていない備品

寝具 枕、掛け布団、マットレスカバー(寮のはクイーンサイズ) マットレスは有
掃除 掃除機、塵取、箒、スポンジ
トイレ トイレットペーパー、トイレブラシ、ラバーカップ
洗面所 ヘアドライヤー
キッチン 電子レンジ(Yasui廊下に有)、鍋、フライパン

調理器具、食器、カトラリー類、コップ類

食洗器は有
勉強机 卓上ライト
クローゼット ハンガー、靴置き場 本棚は有
洗濯 洗濯物入れ(籠など)、ピンチハンガー

黄色マーカーは事前配送or持参をおすすめするもの。留学前気が回らなかったが、寮・アパートには巨大なゴミ箱があるので、退居時粗大ごみの心配をする必要が一切ない。

 

・日本から持って行った方がいいもの

〇水筒…★★★★★

アメリカはペットボトル飲料が非常に高価なので、日本の感覚で行くと痛い目に合う。しかし、アメリカでは給水機がいたる場所に設置されている(特に空港、キャンパス、寮、ジム)。そのため、水筒を持っていくことを強く推奨する。Eugeneやアメリカのメジャーな観光地の水道水は基本的に飲むことができるが、心配な場合はBurita等フィルター付きの水筒がおすすめ。

 

〇調理器具・カトラリー類…★★★★☆

アジアンマーケットやAmazonにも売っているが非常に高い。特に日本人の誰もが使う包丁、まな板、箸の持参は強く推奨。

 

〇調味料…★★★☆☆

こちらもアジアンマーケットやAmazonにも全然売っているが約3倍値段は高い。特に日本風中華調味料が好みの人は、アメリカには中国現地のものしかないので注意(中華あじ、ウェイパーなど)。

 

〇アクエリアス・ポカリスエット…★★★☆☆

アメリカのスポーツドリンク市場にはコカ・コーラも大塚製薬もいないので、アクエリアスやポカリスエットが店頭に並んでいることはない。Gatoradeは日本人のスポーツドリンクの感覚とは異なる飲料で、正直おいしくない。日本のスポーツドリンクが飲みたい人は粉末タイプの持参を推奨する。特にスポーツをやる人。

 

・現地で買ってよかったもの

花粉症の薬…★★★★★

日本時代に使っていた強力な薬を持参したが効き目はほとんどなかった。花粉症を発症していない人を見たことがないので、春の前に購入しておくのがおすすめ。

 

〇Oregon Ducks Apparel & Gear…★★★★★

UOのフットボールチーム(Oregon Ducks)は全米トップ5に入る程強豪で、試合の日は街全体が盛り上がる。フットボールがわからない人でも、ホームスタジアム(Autzen Stadium)での試合観戦は誰でも楽しめるので非常におすすめ(ESPNappをダウンロードするとより楽しめる)。その応援の時は、スクールカラーの服を着用するので、緑・黄・黒それぞれ持っているとよいと思う。奇抜な色・デザインなので、帰国後着る機会はないと思うが、留学を満喫するためにもぜひ購入するのがおすすめ。公式ストアのThe Duck Storeの製品は高額なので、安価なものも売っているHirons Drugで購入するのがおすすめ。

 

紙洗剤…★★★☆☆

液体洗剤が非常に高価かつ重く買い物も大変、ジェルボールだと量を調節できない。紙洗剤は軽量で自由に量の調節もできるのに非常に安価なためおすすめ。水に濡れない限り持ち運びできるので日本からの持参も可能。

 

〇クリアバッグ…★☆☆☆☆

スタジアムでのスポーツ観戦では、手荷物制限がある。クリアバッグがあると手ぶら時より多く荷物を持ち込むことができる。

 

〇小さめの南京錠…★☆☆☆☆

アメリカにコインロッカー文化はないが、旅先の宿で、部屋外のロッカーを提供してもらえることがよくある。その時、施錠は自分の南京錠で行うスタイルが多かったので記述。

 

・美容院・理髪店

日本人の髪質はアメリカ人と大きく異なるため、美容院・理髪店は慎重に選択する必要がある。私は留学中3度中国人が経営している理髪店JA Hair Stylingにお世話になった。髪型は悪くない(中国人の友人は中国人が切ったとすぐに見破ったので、中国流なのかもしれない)が、英語が通じず翻訳アプリを介して中国語と会話を強いられるのと、施術が痛い(髪の毛を強く引っ張る、櫛を頭皮に強く当てる)、施術中も中国人客や友人と店主がずっと話している(or電話)のは非常に苦痛であった。現地の友人の多くは長期休暇の帰省時に切っていたため、有用なソースは少ないがDudley’s Kampus Barber Shopは店員が陽気で良い人だと聞いた。あくまで日本人男性にしか参考にできない話で申し訳ないが以上である。他には学生同士で切っているという話も聞いたことがある。試したい人は是非。

 

5.留学生活全般について

本留学を通じて、異文化環境において他者と協働しながら物事を前に進めるための姿勢と、そのための実践的な調整力を身につけることができた。多様な価値観や背景を持つ人々と関わる中で、違いを理解し受け入れた上で関係を築き、集団として前進するために必要な関わり方を学んだことが、本留学で得た最も大きな成果である。

留学中、特に意欲的に取り組んだことは、幅広い国籍の学生との交流を通じて異文化理解を深めることであった。留学以前も、多様な背景を持つ学生と関わる機会はあったが、留学を通じて、自身が理解できていた文化は限られた範囲にとどまっていたことを実感した。より広く、かつ深い異文化理解を得るため、授業内外の活動に積極的に参加した。

授業では、異文化環境におけるコミュニケーションや意思決定を扱う内容を通じて、多様な文化の違いを理解し、差異を認め合いながら、多様性を尊重し、それを組織や集団の前進につなげていくための考え方を学んだ。多様な文化的背景を持つ学生との議論を通じて、異文化を知識として理解するだけでなく、実際の対話や意思決定の場面でどのように向き合うべきかを考える機会となった。

また、課外活動や地域と関わる活動にも参加し、共通の目的に向けて他者と協力する経験を重ねた。そこでは、文化や価値観の違いによる認識のずれに直面する場面もあったが、対話を重ねながら調整を行うことで、集団として前に進むことの重要性を学んだ。こうした経験を通じて、異文化環境における集団内の調整力を実践的に磨くことができたと感じている。

留学中に困難を感じた場面では、一人で抱え込まず、周囲の学生や授業内でのやり取りを通じて理解を深めるよう心がけた。文化や言語の違いから生じる戸惑いについても、「分からないことを前提に尋ねる姿勢」を持つことで、問題の解消につながったと感じている。

これから留学を希望する学生には、事前の準備を大切にしつつ、現地では完璧を求めすぎず、積極的に人と関わることを勧めたい。異文化理解は短期間で完成するものではなく、試行錯誤を重ねながら関わり続ける過程そのものが大きな学びになる。この姿勢を忘れることなく実践し続けていきたい。

検索結果一覧へ戻る