留学情報

留学体験談

交換留学(バルセロナ大学)

バルセロナ大学_入江 仰さん

プログラム種別
交換留学
留学年
2025年
言語
英語
地域名
欧州
行先国名
スペイン
大学名
バルセロナ大学
部局名
経済学部
課程
学士
新渡戸カレッジ
非該当

バルセロナ大学(スペイン)2025年2月~2025年7月

【所要経費】

留学一学期間

往復航空券20万

保険料2万

住居費 月8万

食費 月5万

交通費 月3千

ジム 月4千

他、交際費等

 

1.渡航前の手続きについて

①ビザ(VISA)又は滞在許可書

2段階の交換留学をしており一箇所目のスェーデンにあるスペイン大使館から学生ビザの申請をしました。かかった日数は二週間ほどで値段は二万円程度だったように記憶しています。スウェーデンからの帰国日が迫っていたこともあり、スペインに入国してからスウェーデンまで発行されたビザの受け取りに行きました。途中連絡がつかなくなってしまった際も大学経由で連絡を下さるほど大使館の方に手厚いサポートをしていただきました。

 

②航空券について

大学最寄りの空港はバルセロナ、エル・プラット空港です。T―wayやエティハド航空などがコスパよくバルセロナまでいけると思います。安さ重視にすると片道八万円ほどで二日間かけていく道もあります。

 

2.到着直後の手続きについて

①大学関係

オリエンテーション・授業登録・寮等への入居手続きについては特に困ったことはありませんでした。オリエンテーションで出会った友人たちとの関係は留学中ずっと続いたため、最初のイベントで勇気を持って友達を見つけることが大事だと思います。教室の場所などの細かい情報もオンラインキャンパスにログインできれば問題なく見つけることができます。

 

②滞在許可書関係

現地で滞在許可書を申請しましたか。その際の申請先・滞在許可書を取得するために要した日数及び経費、手続きについて簡単に説明してください。また、困ったことがあれば、併せて記載してください。滞在許可証の申請は行わずビザのみでした。

 

③その他

私は半年間の短期留学なので申請しませんでしたが、居住カードを発行されるとグエル公園に無料で入れるようになるようです。

 

3.留学生活について

①大学関係

校内カフェテリアで安くビールが買え、屋外やカフェテラスで喫煙ができる全体的に開放的でおおらかな雰囲気でした。学部ごとにバルセロナ市内にキャンパスがあり経済学部は街のはずれに位置した比較的新しい建物でした。大きさは北大の文系棟と農学部棟を合わせたくらいでした。近くにスーパーやホットドッグパン屋さんもあって便利でした。

 

②大学の所在する街(町)の様子

気候は乾燥かつ晴れが多く一般にイメージされるスペインの気候そのままでした。日曜日に全てのお店が閉まるのは不便でしたが、移民系のケバブや小さいスーパーマーケットが空いていたのでひどく困ることもありませんでした。スリが多く日本より治安が悪いことは間違いありませんが、日常生活が常に危険と隣り合わせと言うよりも常識が違う程度の感覚でした。

 

③授業について(そのⅠ)

英語を母国語としない国で英語の授業を履修したため留学生が多いクラスであり、自分だけが特別なサポートを受けることはありませんでした。

授業の内容・課題・成績評価については授業についてそれぞれであったが、どの授業も出席や部分テストなどを評価要素とする継続的な評価か最終テスのみの評価の二つの選択肢がありました。

苦労した点としては、名指しで急に質問が飛んでくるタイプの授業やプレゼンテーションなどの授業が自分の英語力不足のため大変でした。

評価軸やテスト、クラスの予定は全てバーチャルキャンパス上にまとめてあったので制度面で苦労することはありませんでした。

 

④授業について(そのⅡ)
(最も興味深かった授業)

最も興味深かったのはEuropean Integrationの授業です。この授業はヨーロッパの市場統合の歴史とその仕組みを学び、最後に実際にヨーロッパ圏内の物流を製品ごとに分析する授業でした。内容も難しすぎることなく単一市場やその他の市場形態について深い理解が得られまたヨーロッパの大学ならではの講義題目であったように思います。特に授業を受け持つ先生のクセがすごく、椅子の間を練り歩きながら、いきなり質問を名指しで投げかけてきたり、大きな声や小さい声を使って注意を惹きつけてきたり、目が離せない授業を展開していたのでとても印象に残りました。

 

(最も困難だった授業)

最も困難だったのはInternational Economic Organization の授業です。この授業は国際経済機関の歴史的成り立ちや仕組みを知る授業で大変興味深く面白い内容だったのですが、成績評価用のテストが応用問題の100%エッセイ形式だったため自分の英語力不足、勉強不足で苦労しました。

 

⑤大学が提供するサービスについて

大学ではないですが、交換留学でもエラスムスというヨーロッパの留学学生団体に入ることをお勧めします。様々な優遇措置や楽しいイベントの情報が受け取れます。

 

4.住居と食事について
① 住居

シェアハウスで月八万円程度の家賃でした。大学までは地下鉄を乗り継いで計40分ほどかかりました。地下鉄代は3ヶ月40ユーロで乗り放題のお得な定期券を利用していました。ルームメイトは私の他に三人おり国も大学もバラバラでしたが全員学生でした。

 

② 食事

基本的には夜は自炊、昼は大学の近くで軽く食べる形式でした。レストランが高いこともあり友達と一緒でも外食することは滅多にありませんでした。たまに大学のカフェテリアで飲み会をすることもありました。お金を節約すると言う点では自炊のほかに一つ4.5€のケバブを頻繁に利用しました。

 

③インターネット環境

パソコンは日本から持参したものを使用しました。家にはWIFIは備え付けのものがあり、大学にもeduromがありました。どちらも問題なく使えました。

 

④住居に関するアドバイス

住居は大学側から紹介される賃貸システム上で選ぶことができます。自分の学部のキャンパスとの距離や乗り換えが必要かどうかを考えて場所を選ぶと良いです。私は学部から遠く街の外れに位置する場所に住んでいましたが、街から遠い分静かで過ごしやすい場所でした。個人的にはシェアハウスがおすすめです。

 

5.留学生活全般について

私がこの留学で学んだこと

私がこの留学を通じて学んだことは、大きく分けて三つあります。

一つ目は、異文化コミュニケーションの取り方です。バルセロナ大学経済学部では、私の知る限り日本人留学生に出会うことはなく、日本以外の多様な国々から来た友人たちと交流する機会に恵まれました。その中で気づいたのは、文化の違い以上に、個人の性格や価値観の違いのほうがはるかに大きいということです。外国人だからと構えることなく、日本で接するのと同じように自然体で向き合うことで、たとえ英語にハンデがあっても、対等な「友人」としての関係を築けたと感じています。

二つ目は、留学における目標設定の重要性です。初期の段階で明確な目標を立てることで、自分の生活を定期的に見直し、より意義のある時間を過ごすことができました。私の場合、「現地でできるだけ多くの経験をする」ことを目標に掲げ、小さなチャンスも逃さないよう心がけて過ごしていました。ときには予定が詰まりすぎて睡眠時間を削りながら友人と遊ぶこともありましたが、今振り返ると、それがより多くの思い出と実りある経験につながったと感じています。一方で、英語力の向上については「新しい表現や語彙を積極的に吸収する」という意識がやや足りず、もう少し具体的な学習目標を早い段階で立てるべきだったと少し後悔もしています。

三つ目は、文化の違いへの理解です。私はスペインに留学する前にスウェーデンにも半年間滞在していたため、日本・スウェーデン・スペインという三つの異なる文化圏で生活する経験を持つことができました。特にスペインは、乾燥して温暖な気候の影響もあってか、開放的で陽気な国民性が印象的でした。良い面では、おおらかさが際立っており、例えば大規模な停電が起こった際も、私や友人は口頭で授業休講の情報を共有し、街の人々も慌てることなく、カフェで電気を使わないメニューを楽しむなど、のんびりとした雰囲気が漂っていました。一方で、悪い面としては、路上喫煙やタバコのポイ捨てが日常的であったり、都市部でも公衆トイレの代わりに路上で用を足す人がいたりするなど、ややガサツに感じる面もありました。しかし、そういったことも2週間ほどで慣れてしまい、文化として受け入れることができました。

これから留学する人へのアドバイス

これからバルセロナ大学へ留学する人には、まず治安への注意をお伝えしたいです。観光地を中心にスリや置き引きが多く、私の友人も三人ほど被害に遭いました。バルセロナでは「スリは日常」という感覚があり、日本との防犯意識のギャップを理解しておくことが大切です。私は入学オリエンテーションでスリ対策についての説明を受けたことが大変役立ちました。また、簡単なスペイン語を事前に練習しておくこともおすすめします。カタルーニャ語やスペイン語しか話さない人も多く、身振り手振りや簡単な英語でも何とかなる場面は多いですが、少し話せるだけで生活のしやすさは格段に変わります。

トラブルとして印象に残っているのは、治安の悪さゆえに時折警察沙汰に巻き込まれることがあったことです。ただし、暴力事件など深刻なものではなく、スリや些細なトラブル程度でした。対処法としては、まず落ち着いて行動すること、そして体を大きく見せたり周囲に助けを求めたりすることが有効です。

今回の留学は、何よりも「人」に恵まれた経験でした。スウェーデン、そしてスペインで、多様な背景を持つ人々と関わる中で、自分の世界を広げることができたのは、何よりの成果だったと感じています。

 

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