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留学情報
留学体験談
交換留学(タスマニア大学)
タスマニア大学_上須 百花さん
- プログラム種別
- 交換留学
- 留学年
- 2024年
- 言語
- 英語
- 地域名
- オセアニア
- 行先国名
- オーストラリア
- 大学名
- タスマニア大学
- 部局名
- 理学部
- 課程
- 学士
- 新渡戸カレッジ
- 該当
タスマニア大学(オーストラリア)2024年7月~2025年7月
【所要経費】
300万円ほどかかりました。往復航空運賃は20万、保険料は16万円、教科書はいりませんでした。住居は月12万、後半は月5万、食費は安い月は2万円弱でした。
1.渡航前の手続きについて
①ビザ(VISA)又は滞在許可書
学生VISA(スケール500)の取得には2週間かかりました。かかった費用は8万円ほどです。
②航空券について
LCCのジェットスターを利用しました。大阪からシドニー経由でタスマニアへ行きました。LCCを利用すると安価に旅することが出来ます。
2.到着直後の手続きについて
①大学関係
オリエンテーションが1週間ほどあり、その間に授業登録の手続きがありました。寮への入居は着いたその日に行いました。オリエンテーションにて様々な情報を手に入れることが出来、人と出会う機会も多かったので特には困らなかったです。
②滞在許可書関係
していません。
③その他
空港から寮までの行き方を調べておいたら便利だと思います。ESIMが中々通じないということもあるので。
3.留学生活について
①大学関係
私が留学したタスマニア大学は、海洋科学のレベルがとても高いです。海洋系の授業もいくつか取りましたが、実習も充実しており、とてもよかったです。私は生態学を専攻しているのですが、生態学や生態系保全といったマクロ生物学の授業が充実していたのでよかったです。他の交換留学もヨーロッパを中心にたくさん集まっていました。日本人を含むアジア系は少なかった印象です。
②大学の所在する街(町)の様子
オーストラリアは基本的に治安はいいです。夜でもランニングしてましたが、なるべく夜の一人歩きは避けた方が無難だと思います。
タスマニアは電車がなく、バスが基本ですが、本数も少ないので交通は少し不便です。また、坂が多いので自転車は少し大変かもしれません。ですが自然豊かでビーチも近く素敵な所です。
買い物はwoolworthやcolesといった大手のスーパーか、毎週日曜のマーケットでしていました。カードのみで生活できるくらいキャッシュレスな世界です。
気候は西岸海洋性気候でとても夏は暑すぎず冬は寒すぎずとても過ごしやすいです。気温に関わらず泳いでる人がいるので驚きです。
③授業について(そのⅠ)
授業はマクロ生物学が基本でした。シラバスを見たら授業の評価基準が書いてあるので、それに従ったレポート課題や出席態度などを元に成績が出ました。授業によって毎週の課題があるところもあったり、数週間ごとにレポートがあったりでした。英語が不自由で慣れていないことで先生に特別に予習の機会を設けて貰ったりしていました。
④授業について(そのⅡ)
(最も興味深かった授業)
Biodiversity conservationという保全について学ぶ授業です。生物の保全に関しては、日本より取り組まれているので、様々なケースを知ることができ、とても興味深かったです。生態学の知識をいかに使って、実際の保全という実践へと繋げているのかを知れたのは大きな収穫でした。
(最も困難だった授業)
Fauna of tasmaniaという動物学についての授業です。理由としては、使ったことのないソフトウェアを使っての解析が多かったからです。新しいものを英語で学ぶかつ、当時はまだ英語力も高くなかったので専門的なことを知らないツールを使って英語で取り組むのが大変でした。
⑤大学が提供するサービスについて
Food hubという食料を無料で配布するサービスをやっていて、お金のない私にとってはとても助かるものでした。精神面でのサポートも多く、たくさんの相談する機会がありました。
4.住居と食事について
① 住居
最初は寮に住んでいました。ルームメイトが4人おり、月12万円でした。大学内にあったので通学時間は徒歩10分ほどでした。キッチンやリビングが共用で個人の部屋がありました。その後はアパートに暮らしました。ルームメイトが4人おり、家賃は月5万円ほどでした。
② 食事
基本自炊でした。大学で配布される食料で作れるものを作っていました。パスタやピザなどです。日本食はほぼ食べていませんでした。外食は高いので友達と行くときくらいでした。
③インターネット環境
コンピュータは持参しました。インターネットは不自由なく使えました。
④住居に関するアドバイス
寮はサービスが充実していますが、寮費が12万円と高額です。奨学金が十分にあったり、予算が十分にあったりする人が住んだらいいと思います。タイミングもありますが、アパートを探すのは時間がかかります。
5.留学生活全般について
留学を通して、学問の専門分野について学んだことはもちろんたくさんありますが、私の中に強く残ったのは、海外に「暮らす」ことで学んだ、世界の見え方です。
海外に暮らすことで、たくさんの海外の友達ができ、彼らを通して世界の情勢が自分ごとになったのが、大きな変化です。今まで興味のなかった世界史を時事を中心に慌てて勉強し、日本を世界の中の日本として見つめ直すことが出来ました。グローバリゼーションや植民地支配といった歴史を通して日本がいかに変わっていたのか、そしてそれは今を生きる私たちにどう影響しているのか、私のアイデンティティにどう関わっているのか、といった今まで日本にいるだけでは見えなかったことをたくさん知り、考えることが出来ました。
海外で生活する、という経験は多文化を知り、理解する上で最も有効な手段だと思います。英語は日本でも出来るようになるかもしれませんが、日本にいるだけでは価値観は狭小なままです。しかし、海外に行っても極力人と会わずに家に閉じこもる生活を選択することも容易に出来てしまうので、留学先でいかに行動するかが留学で得られるものを大きく左右すると思います。
行ったからといって英語力の上達も異文化への理解も必ずしも達成される訳ではありません。事実他の交換留学を経験した学生の中でも英語が出来ないままだった人もいました。何かビジョンを持って行くのが大切だと思います。北大はありがたいことに奨学金など充実しているので、少しでも挑戦してみたい気持ちがる人がいれば死ぬわけでもないので是非行って欲しいです。