留学情報

留学体験談

交換留学(ワシントン大学)

ワシントン大学_Nさん

プログラム種別
交換留学
留学年
2022年
言語
英語
地域名
北アメリカ
行先国名
アメリカ
大学名
ワシントン大学
部局名
文学部
課程
学士
新渡戸カレッジ
該当

ワシントン大学(アメリカ)2022年9月~2023年6月

【所要経費】航空券20万円、保険20万円、教科書代1万円/学期、家賃10万円/月、食費3万円/月、交通費1,000円/月、娯楽費1,500円/月

1.渡航前の手続きについて

・ビザ(VISA)又は滞在許可書

J-1ビザ、アメリカ大使館、約3週間、55,000円。

過去にESTAを取得したことがあったため面接は免除され、郵送申請を行いました。郵送申請についての情報がほとんど無く、一度DS2019(入学許可証)の原本ではなく、コピーを送付してしまったためビザの取得が遅れてしまいました。通常なら2週間ほどで得られると思います。

2.到着直後の手続きについて

①大学関係

ドライヤーを買いたかったのですが、近くのTargetが小さく、みんながそこに集中するので着いたときにはすでに売り切れで、Amazonで買って届くまでに3日くらいかかり、ルームメイトもドライヤーを使わない人たちだったので、渋々隣の部屋の人から借りました。布団や枕などのベッドのセットも、私が着く日に直接寮に届くはずだったのに向こうのミスで到着が遅れ、2日間ユニクロのコートにくるまりながら震えて夜を過ごしました。アメリカはシステムが日本ほどしっかりしていないので、自分が到着するよりもかなり前に依頼しておいたほうが良いと思います。

履修登録では「Add codes」と書かれている授業があったのですが、システムの意味がわからず、教授にコードを聞いたときにはすでに満員になっていました。定められているPeriodのうちにすぐに教授にメールを送り、コードをもらうことで初めて履修可能になります。オリエンテーション等でも教えてくれなかったので焦りました。

②滞在許可書関係

多分していないと思います。

③その他

・アメリカはWi-fiが充実している、と聞きましたが全くそんなことはありませんでした。友人のスマートフォンが留学中に故障し非常に苦労していたので、海外向けの携帯を持つのがおすすめです。

・空港からは電車を利用されると思いますが、Univ of Washinton駅ではなく、U District駅で降りるようにしましょう。私は間違えて思いスーツケースを1駅分転がす羽目になりました。

・アメリカでは化粧下地が一般的に使われていないため、日本から持って行きましょう。

・紙のノートがかさばるのと、pdfに書き込みながら読みたかったので、現地で前のモデルのiPadを購入しました。Amazonでかなり良い価格で買えて非常に便利でした。

3.留学生活について

①大学関係

様々な国から多様なバックグラウンドを持つ学生が集まり、中国人が特に多いことに驚きました。キャンパスは広く、最初は何度も迷いましたし、3週目くらいまでは授業に行くのに必ず地図を確認していました。スザロ・アレン図書館はまさにハリーポッターの雰囲気でおすすめです。シアトルはスターバックス発祥の地+雨が多く日照時間が短いということで、学内にスタバが5つくらいありました。冬の雨が多く、雪もたまに降るこの暗い気候は北海道に似ているように感じました。同じくみんな傘を差しません。人々に関してはSeattle Freezeという言葉があるように、思ったよりもフレンドリーではないです。けれども必ずしも冷たいわけではなくて、皆お互いにほどほどの距離を取っているのが落ち着くことも多くありました。話してみると実は優しい人が多かったです。

②大学の所在する街(町)の様子

治安は良くないです。大学の近くのUniversity District駅には常にホームレスがいますし、Weedの匂いを嗅がない日はほとんどありませんでした。そこで注射器や麻薬の売買を直接目にしたこともあります。夜に人が撃たれて亡くなった事件を何度か耳にしました。ですが、夜21時以降に1人で出歩かなければ大丈夫だと思います。窃盗に関しては体験したことがないですし、あまり耳にしません。ホームレスも話しかけてくることはありますが、攻撃的な人にはほとんど会ったことはありませんので、無視すれば大丈夫です。キャンパス外の寮の方が、やはり広くて価格も良いところが多いのですが、安全の面から個人的にはキャンパス内の寮をおすすめします。キャンパス外の友達の寮にホームレスが入ってきたこともありましたし…。

買い物は、前述したようにTargetも小さく、大学の近くにはほかに日用品を買える場所がないので、Amazonの方が安くて早く手に入ることが多くありました。H Martというアジア食品・日用品を取り扱うお店や、たくさんの韓国・中国料理屋さんがあったので、あまり食べ物に困らなかったです。

気候は夏が最も気持ちがよく、冬にかけてどんどん悪くなります。ですが北海道と似ているのでそこまで気持ちが落ち込むようなことはなかったです。が、太陽が出ないので朝起きるのに苦労し(冬は午後2時くらいにやっと日がでることも)、コーヒーを多く飲むようになり、冬学期の後半からはコーヒーを作って持って行くようになりました。

③大学が提供するサービスについて

・Odegaard Libraryの中にWriting Centerがあり、何度もお世話になりました。

・大学内の寮には各フロアにRAという寮のサポーターの学生がおり、私の寮では学期が始まる度に面談が行われ、留学生の私を気にかけてくれました。月1~2回ほどイベントが開催され、たまに参加しました。

・Fiutsという留学生向けのイベントを開催する組織があり、美術館や動物園、ツアーやハイキングなどに通常より安く参加することができます。友人はメンバーとしてボランティアをしていました。

・コロナテストキットを食堂(Hub)で、無料で1回2個までもらえます。10個ほど蓄えて家族にお土産として渡しました。

・Hubの下の階にはボーリングや卓球、ビリヤードなどが楽しめる場所がありました。

4.住居と食事について

①住居

大学の運営する寮に入っていました。合計3人の寮で、寮費は1ヶ月で10万円くらいでした。大学までは徒歩で通っていました。建物によりますがたいてい徒歩5~10分くらい。現地の人に聞いたところ、自転車は盗まれるのでほとんど使用する人がいないそうです。

②食事

私の寮は入る際に食堂プランの加入が必須なので、ほとんど毎日寮の近くのカフェテリアで食事を取るか、カップ麺(Indomieおすすめです)を楽しんでいました。たまに友達と外食(平均12~15ドルくらい、高い)していました。

③インターネット環境

自分のパソコンを持ってきました。住居内でも強力な学内Wi-fiが使えました。

④住居に関するアドバイス

部屋がすごく狭いかわりに、快適なロビーとたくさんの勉強スペースと、安全が確保されていました。アメリカ人のルームメイトが欲しい!という人にはおすすめですが、寮費は高いです(しかし月8万ほどはどの住居でもすると思う)。近くにDistrict Marketという、北大でいうセイコーマートみたいなものがあったので、コンビニが近くにない不便な環境の中で、非常に便利でした。また、私の寮の下の階にはFrost Biteとい学生主導のボランティアで行われているアイスクリーム屋さんがあり、2個のアイスが、学生証があれば1.5ドルという破格の安さで売られていました。誰でもボランティアできるので、アイス好きなら住むにはおすすめです。

5.留学生活全般について

国によってではなく、人として判断することの難しさです。留学生の中には自分の国が一番だと言って文化交流を楽しむことをやめてしまう人や、反対に留学先の国の色に染まりすぎて、それを自身のアイデンティティとして取り込んでしまっている人もいました。どちらも悪いことではないのですが、留学先の国やコミュニティと、自分とのバランスを取ることが非常に大事なのだと思います。留学とは移住先の国の文化や価値観を学ぶだけではなく、自国を国外から考えることでその長所・短所について客観的に考えられる良い機会でもあると思います。反対に自分も、日本人が少ないコミュニティではさも自分が国の代表であるかのように立ち回ることがありました。他者に対しても、国というカテゴリーではなく人として考え、接していく姿勢を身につけることが相互理解に繋がるのだと思います。

英語について非常に不安で、渡航前日で既に「留学 帰りたい」「留学 こわい」などと検索するほど情けない者だったのですが、なんとかなりました。TOEFL iBTのリスニングが全くアメリカ大学の授業の形式と同じだったので、多く聞いておくと役立つと思います。初めの2週間は学内を高く飛んでいる飛行機を見ながらあと〇〇日か…と思う毎日だったのですが、授業が始まってからはそんなことを考える余裕すらなくなり、気づいたら3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月と言う具合でした。3ヶ月目で慣れ、6ヶ月目でやっとネイティブの行っていることもほとんど安定して理解できるようになり、9ヶ月でなんとか何も考えなくてもある程度は英語で話したり瞬時に返事ができるようになりました。ネット上では「3ヶ月でペラペラに!」等の文句がありますが、私にはそんなことは起こらなかったです。地道に知らない単語をメモして、ドラマを見ながらシャドウイングくをしていたら半年くらいでやっと、まあまあ話せるようになっていきました。

また、気づいたことは、ディスカッションに参加できないのは必ずしも英語の問題ではないことです。テーマが仮に日本語だとしても意見が思い浮かばず、何を話して良いのかわからないことがしばしばありました。日本人はアメリカ人とは異なり、日頃から、あなたの意見はどう思う?と聞かれ、考える経験があまり足りていなかったのだと痛感しました。日頃から、文献を読むだけでなく、そのあとに自分はどう思うのか、と考え言語化する練習をしておけばよかったかも、と思います。しかし、ふと発言したことが、その見方はなかった!と評価されたり、日本の場合を紹介した時に、そうなんだ!と驚かれたりすることもありました。違う文化圏からやって来たこと自体が、充分に活かせると思います。

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