留学情報

留学体験談

交換留学(サンディエゴ州立大学)

サンディエゴ州立大学_Mさん

プログラム種別
交換留学
留学年
2021年
言語
英語
地域名
北アメリカ
行先国名
アメリカ
大学名
サンディエゴ州立大学
部局名
工学部
課程
学士
新渡戸カレッジ
該当

サンディエゴ州立大学(アメリカ) 2021年8月~2022年5月

【所要経費】家賃900ドル/月、生活費・娯楽費500~600ドル/月、航空券20万円、保険20万円、ビザ及びコロナ関連経費10万円、教科書代5万円、旅行代20~30万円

1.渡航前の手続きについて

・ビザ(VISA)又は滞在許可書

交流者訪問ビザ(J1)を札幌にあるアメリカ領事館に申請しました。コロナ禍で急に留学が決まったため、領事館の方に緊急面接をしてもらい、書類を提出してから3週間ほどでビザを発給してもらいました。経費はビザの申請料金が160ドルですが、銀行への資料請求や郵送等でも20ドル程度の費用がかかりました。

2.到着直後の手続きについて

①大学関係

到着後アパートへ移動して入居手続きをし、オンラインで大学のオリエンテーションを見ました。また、大学の国際交流課に到着の報告をし、コロナワクチンの接種証明書をオンラインで提出しました。授業登録は日本でしていましたが、登録期間中に何度か変えました。最初は慣れない環境で一から手続きをしたり、生活基盤を整えたりしないといけなかったので大変でした。

②滞在許可書関係

滞在許可証は日本でビザをもらう際に一緒に受け取っていたので、現地では特に何もしませんでした。手続きはビザと同じです。

③その他

基本的に日本でできる手続きが多かったので、到着後の手続きは少なかったように思います。

3.留学生活について

①大学関係

キャンパスは日本の一般的な大学と比較すると広く、大きな図書館や多数のスポーツ施設があり充実していました。年中ほとんど晴れていることもあり、キャンパスの雰囲気は明るく賑やかでした。学生は、授業や課題の他に、ジムで筋トレしたりビーチで遊んだりしている人が多かったです。

②大学の所在する街(町)の様子

サンディエゴの街ではホームレスの人を見かけましたが、アメリカの他の都市と比べると比較的少なく安全だと感じました。大学から街まではトロリーとバスが通っているので、車を持っていなくても買い物や遊びに出かけることができました。天気は基本的に晴れで、暑すぎず寒すぎず過ごしやすいことが多かったです。雨の日が年に数回しかないので、空気は乾燥していました。

③大学が提供するサービスについて

上級生や卒業生が1、2年生のメンターとなって、学業から生活の悩みまで話を聞いてくれるシステムがあり、良いサービスだと思いました。また課外活動では、様々なスポーツの学内大会が頻繁に催されており、学生同士が交流を広げられる場となっていました。

4.住居と食事について

①住居

住居の種類はアパートで、ルームメートが一人いました。学校が目の前だったので非常に通いやすく、毎日歩いて登校していました。家賃はひと月900ドル程度で電気代等は含まれていました。

②食事

前期は学校にあるカフェテリアで食べることが多かったですが、後期は自炊するようにしていました。また、冷凍食品を食べることも多かったです。

③インターネット環境

コンピュータは持参しました。アパートにはWi-Fiがついていたので、インターネット回線で困ることはありませんでした。

④住居に関するアドバイス

サンディエゴ州立大学の近辺では近くて安い方なのでお勧めします。ただし、キッチンが建物に一つしかないので、頻繁に料理をされる方は部屋にキッチンがある住居をお勧めします。

5.留学生活全般について

留学を通して何か特別なことを学んだというよりは、問題解決力やコミュニケーション力など生きる力が上がったように思います。また、語学力の向上や海外での生活を通して、将来への展望が広がったように感じます。

初めて長期で一人海外に住み、言葉や制度に慣れていないため、留学中は問題が多々起こりました。特にコロナ禍ということもあり、通常とは異なる手続きや対応を迫られることもありました。アパートやSSNの手続き、保険、飛行機のキャンセル対応など、問題の対処に追われることがよくありました。そうした時、まずは状況の把握と情報収集をするとともに、周りの人や経験者に話をするようにしました。そして、自分なりにどういった対応をするのがよいか考え行動に移す、それを繰り返しました。行動に移した結果、うまくいくこともあれば、そうでないこともありました。コロナ禍の影響で窓口が閉まっていたり、警備員や警察に尋ねた情報が間違っていたり、飛行機に乗れなかったりしたこともありました。逆に、先輩からの情報で比較的安くてきれいなアパートに住むことができたり、飛行機のキャンセルが家を出る30分前に発覚しても短時間で柔軟な対応ができたりと、よかったこともありました。これらは、人と会話やインターネットで情報を集め選別し、それをもとに何ができるかを考え選択し、行動に移すといったプロセスの繰り返しで、その経験をたくさん積むことができたことが自身の成長につながったと感じています。日本では、電話でお問い合わせしたり公的機関の人にものを訪ねたりすると、ほとんどの場合正確な情報を教えてくれ丁寧に対応してくれます。しかし、アメリカではたらい回しにされたり、てきとうに返されたりしたことが多々ありました。そのため、どの情報が信用できそうなのか自分で考えて判断し行動しなければなりませんでした。こうした経験から、自分がいかに守られた安全な環境で育ってきたのかがよくわかりました。

もう一つ留学を通して得たことは、将来に対しての考え方を広げかつ深めることができたということです。そして、次なるステップを踏み出しやすくなったと考えています。一番わかりやすい例でいうと、言語力の向上です。9か月間ほとんど毎日英語を使って生活していたので、ある程度は会話できるようになりました。その結果、将来英語と私の専門である工学を使って仕事をしたいと思うようになりました。また、外から他国との対比の中で母国を眺めることで日本の長短が見え、日本のために何かしたいと考えるようになりました。私が留学していたサンディエゴでは非常に物価が高く、建物も次々に立っていました。そうした光景を目にして、アメリカではいかに経済が回っているのかを実感するとともに、日本はこの数十年停滞していたのだということもわかりました。ただ、その経済成長の影にはたくさんの失業者やホームレスの人が町中目につく形で存在し、その光景を見ると日本は比較的平和できれいな環境だということもわかりました。そういった意味で、自分の進路だけではなく、一日本国民として日本はどういった道を歩んだ方がいいだろうかといったような、政治的なものへの関心も高まりました。また、異なる環境に身を置いて生活したことで、私が将来どういった環境で働くと良いか考えるようになりました。つまり、住んでいる地域や社会によって評価されるものが違うので、自分の能力を十分に発揮できるような社会や分野へ進むことを考えるようになったということです。例えば、積極的にアピールし大きな声で発言することが評価されるところでは、目立たずコツコツ作業をこなすことが得意な人はたとえ能力があっても評価されづらいです。逆にそういったものが評価されやすい社会や業種もあると思います。この留学では、社会的な観念の違いを体感したことで、自分がどういった社会や業種で働くと生きやすいだろうか、あるいは自分の能力を最大限生かせるところはどこだろうかといったようなことを考えるようになりました。

最後に、これから留学される、あるいは希望される方には、ぜひ留学中積極的にいろいろなことに挑戦することをお勧めします。それは、学校の授業や課外活動、ボランティアや旅など、どのようなことでも良いので何かすることによって、成功や失敗を経験し自分の糧となるからです。その経験によって、次また何か自分が行動するときうまく立ち回れたり、あるいは行動するための心理的なハードルが下がったりと、将来の自分の進路に良い影響をもたらすと信じています。私もまだまだ未熟ですが、留学前よりはほんの少しだけ成長しました。だから、留学して本当に良かったと思っています。もし、留学するチャンスがあるのであれば、まずは一歩踏み出すことをお勧めします。

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