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留学情報
留学体験談
交換留学(ゲント大学)
ゲント大学_Mさん
- プログラム種別
- 交換留学
- 留学年
- 2019年
- 言語
- 英語
- 地域名
- 欧州
- 行先国名
- ベルギー
- 大学名
- ゲント大学
- 部局名
- 農学部
- 課程
- 学士
- 新渡戸カレッジ
- 該当
ゲント大学(ベルギー)2019年9月~2020年2月
【所要経費】約890,000円(航空券・滞在費・海外保険・生活費等)
「留学は行ってみなければ何もわからない」という実体験を得ました。よく留学説明会で経験者のお話を沢山聞きに行きましたが、いくら話を聞いても自分の留学は実現することはなく、留学目的に合わせた自分のための留学計画を立てなければ何も始まりませんでした。そして、留学が決まって色んなことを想像しながら現地に到着すると、その世界は想定を遥かに超えてきました。準備が大切であったことは留学前に耳にタコができるほど聴いていましたが、準備をしたところで無意味だったと思えるような困難に立ち向かうことになりました。それらを初めて乗り越えようと努力し始めた時に、自分の留学生活の本番が始まるような感覚を私は覚えました。
一番辛かったのは、新年早々1ヶ月間のテスト期間でした。私は、ベルギー人の友人宅に1ヶ月間泊まり込みで、朝から晩までテスト勉強に励みました。その時初めて、「もっと授業中に色んなことを吸収できたのに」と何度も後悔したことは一生忘れません。専門性の高すぎる授業に対して不平不満ばかりを募らせていた10〜12月を経て迎えたテスト期間に、自分の努力が全く不十分であったことを後悔したと同時に、今頑張ればまだ間に合うと前向きに試験勉強に取り組むことができました。結果、7科目中2科目しか単位を取得できませんでしたが、これが自分の留学であったと胸を張って帰国できたことが一番の収穫です。
私は留学中でとんでもない経験を4回しました。そのうち3回は公共交通機関に乗り遅れたこと、もう1回は機内に貴重品を忘れたことです。これが日本であれば、それほど焦らずに対応可能ですが、海外となると話は全く異なりました。特に印象的だったのは、高速バスのトイレ休憩の際に私だけ取り残されたことでした。ゲントからパリへの移動中に、旅行の荷物を車内に置いたまま、トイレ休憩に行くと、戻った頃にはバスはそこにありませんでした。その場に呆然と5分ほど立ち尽くし、状況を飲み込むように努力しました。私の2週間分の旅行道具を乗せたバスを追いかけてパリに行くしかなかったので、休憩所に泊まっている車の運転手に英語で事情を説明したところ、私を乗せてパリまで向かって下さるフランス人2人と出会うことができました。結果、何の損害も被ることなく荷物を回収しパリに到着できましたが、このような経験を2度としないように、バスの休憩時間を把握するなど再発防止に努めました。もし万が一もう一度起きたとしても、冷静に臨機応変に対応できる自信がつきました。
就職活動に関してですが、私にとって留学経験はそれへ大きく影響を及ぼしました。実は、留学前の大学4年前期に北大農学院の試験に合格していたものの、帰国後に農学院進学を辞退し、就職活動をするに至りました。それは、自分の専門分野が学びたくて留学先に行ったものの、レベルの高さに非常に苦しみ、専門分野を突き詰めるために努力をする自分を嫌いになりそうだったからです。いっそ諦めて、週末の旅行に出かけた時に、見知らぬ土地の見知らぬ人に英語で話しかけて、彼らの経験や文化を聞き出すことの方が自分自身がよっぽど生き生きしていたことに気付かされたのです。もちろん、その後テスト期間は勉強に真面目に取り組みました。その時、大学院で専門性を突き詰めるよりも、まず社会に出て大学とは異なる環境で新たな人との出会いの中で、自分らしく活躍することに魅力を感じるようになりました。それから、帰国後の3月から就職活動を始め、現在6月中旬に無事海外と関わる仕事を見つけることができました。自分の人生の転機となる留学機会を下さった北海道大学の派遣留学担当の皆様を始め、自分の留学に携わって下さった方々への感謝の意を表して留学報告とさせていただきます。
留学希望者へのアドバイスとして、ぜひ留学に行ってみて下さい!不安やわからないことがたくさんあると思いますが、留学準備を経ていくうちにそれが楽しみや期待に変わるポイントが必ずあると信じています。私は慣れない環境に身を置いて成長するタイプですので、自分の留学計画や現地でやったことが正しいとは思っていません。それぞれ個人のやり方で、自分だけの留学を探し、見出し、成し遂げて下さい!