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留学情報
留学体験談
交換留学(ヘルシンキ大学)
ヘルシンキ大学_Tさん
- プログラム種別
- 交換留学
- 留学年
- 2019年
- 言語
- 英語
- 地域名
- 欧州
- 行先国名
- フィンランド
- 大学名
- ヘルシンキ大学
- 部局名
- 文学部
- 課程
- 学士
- 新渡戸カレッジ
- 該当
ヘルシンキ大学(フィンランド)2019年8月~2020年5月
【所要経費】約1,520,000円(航空券・滞在費・海外保険・生活費等)
留学では多くのことを経験しました。ポジティブなものもあれば、ネガティブなものもあります。しかし、どの経験も今後の人生の中で必ず活きてくると確信しています。それほど、意味があると感じた留学生活でした。
ポジティブな面で述べると、毎日とにかく新しい文化や価値観に触れ、自分の思考の幅を広げることができました。他留学生の授業への姿勢、先生の立ち振る舞い、授業形式等の学問面ではもちろん、生活スタイル、会話内容、キャリアといった学問以外の面でも新しい考え方を多く学びました。また、フィンランドのお国柄の影響もあるかもしれませんが、日々忙殺される日本での生活とは異なり、非常に心にゆとりのある生活を送ることができました。このことが、自分自身を顧み、出会った新しい文化や価値観から学んだ考え方を自分の中で整理する時間を生み出してくれました。結果、人生で最も自分自身に向き合う時間を過ごすことができました。これは非常に大きなポジティブな経験になったと思います。
一方、ネガティブな経験、すなわち、失敗も多くありました。自分自身最も苦しんだ経験は、圧倒的英語力不足です。留学前は英語の勉強に励み、ある程度英語力がついたと自負していましたが、いざ留学してみるとコテンパンにやられました。ヨーロッパの学生は日本の学生の英語レベルとはるかに異なります。授業も、日本で受けていた英語の授業よりも断然難しく、まじめに聞いていても単語がわからない、そもそも先生の話が聞き取れない、といったことが頻繁に起こりました。極めつきは、留学生のグループで会話に入れない、ということでした。これらのことが重なり、留学後1,2ヶ月は苦しい毎日を送りました。幸い、周りには他の日本人の留学生が数多くいたため、彼らに相談するなどして、立ち直ることができましたが、非常につらい経験でした。また、フィンランド特有の現象ですが、冬が長く、日照時間が極端に少ないことも、大変な経験でした。フィンランドの冬は10月後半あたりから4月まで続きます。寒い上に、晴れ間が少なく、一日中どんよりした日が何ヶ月も続きます。太陽が出ている日の嬉しさは今でも忘れません。北欧に留学を検討している方は、天候面の耐性があるかしっかり確認してください。大げさだと思うかもしれませんが、安易に考えていると精神的に参ってしまうかもしれません。
ネガティブな話が少々長くなってしまいましたが、ネガティブな経験が多かったことに後悔はしてません。冒頭でも述べた通り、ネガティブな経験も今後の人生で必ず役立ってくると確信しています。英語が全然できなくて苦しんだ経験も、困難の乗り越え方を学んだ良い経験として、将来似た状況に陥った時に活きてくるかもしれない。日光を浴びれなくて苦しんだ経験も、今までにない新しい経験として、将来の自分の暮らし方の一つの条件になるかもしれない。どんなに苦しんだ経験も、自分の意味付け次第で良い経験に変わります。そういった考えから、私は今回の留学生活は非常に意味があるものだったと胸を張って言えます。
現在、留学することを決めて、楽しみにしている人は、理想と現実は異なることを胸に留めながら、事前準備に励んでください。事前準備を怠らなければ、理想により近づけると思います。現在、留学するか迷っている人は、なぜ迷っているのかしっかり理由を考えてください。もし、失敗するのが怖いなどであれば、失敗は意味付け次第で良い経験と変わるということを覚えておくと、選択に役立つかもしれません。長くはなりましたが、留学は行って絶対に損はないです。コロナの影響で、現時点では次いつ留学ができるようになるかはわかりませんが、皆さんの留学生活がより充実したものとなることを祈っております。