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留学情報
留学体験談
短期語学研修(北京大学)
Aさん
- プログラム種別
- 短期語学研修
- 留学年
- 2018年
- 言語
- 中国語
- 地域名
- アジア
- 行先国名
- 中国
- 大学名
- 北京大学
- 部局名
- 文学部
- 課程
- 学士
- 新渡戸カレッジ
- 非該当
1, 留学した1ヶ月で何を得たか。
今回、北京大学という、世界の中でもトップクラスの大学で、短期とはいえ学ぶことができて本当によかったと思っている。今回のプログラムは、語学学習者向けのものであったが、それでも、北京大生と同じような生活をする中で、北京大学の学生の勤勉さに驚かされた。私たちの授業は朝の8時から始まる。それから2時間一コマを2つ、午前中で授業は終わり、午後は自由行動という、かなり自由度の高い生活を送っていた。しかし、実際の北京大生は、一コマ3時間、夜は9時過ぎまで授業を受けていた。土日に講義を受けている姿も見られた。学業に対するハングリーさのようなものの違いを肌で感じることができた。日本ももっと見習わなければと感じた。
授業内で中国語の勉強をしてきたのは勿論であるが、それよりも生活していく中で吸収した言葉の方が多かった気がする。まだまだレベルは低いが、それでも日常会話を聞く中で少しずつ話している内容が聞き取れるようになったと思う。それまでただの音だったものが意味を持って聞こえるようになることが面白く感じた。一度、風邪気味になり、病院に行ってきたことがあった。学校内の保健センターのようなところだが、何人もの医師が常駐しており、設備の大きさにも驚かされた。まさか、中国語で医師の人とやりとりすることになろうとは予想していなかったが、それでも症状を伝えることはできたし、向こうが薬を出そうとしていること、どこに行けばいいかなどを聞き取ることができた。その時は普通のことだと思っていたが、後になって考えてみるとなぜ聞き取れていたのだろうと不思議に思った。他にも、学食でものを頼む時は、努めて「我要这个。(これください。)」と言わずに食べ物の名前で頼むように心がけた。発音が悪いと学食の人に「什么?(何?)」と言われたり、全く違うものが出てきたりした、下が、それでも少しずつ通じるようになり、食生活も充実したものとなった。
授業のクラスは大半が日本人であったが、タイ人、アメリカ人のクラスメートもいた。彼らと話す時は、中国語と英語を混ぜながら話したので、何語を話しているのかよくわからない状況になり、面白く感じた。ただ、それに伴って英語を話す能力も少し向上したと思っている。プログラムに参加している人は多種多様で、院生の人もいれば、4月から就職する人もいて、そういう面でもいい刺激になった。日本各地の大学の人と交流することができ、今後の楽しみも増えた気がする。この約1ヶ月の生活の中でできた人間関係はかけがえのないものとなった。これからも大切にしてきたい。
2, 北京大学について
北京大学は1898年創立の世界的にも有名な大学である。大学での生活はとても便利だと感じた。大学内には学食がたくさんあり、そのほとんどが早朝から営業している。また、その他にも便利店(コンビニ)や超市(スーパー)、咖啡厅(コーヒーショップ)もあり大学内で生活が完結してしまえるほどであった。本屋の本はどれも7.5折(25%割引)で買うことができた。滞在していたのは大学の外国人向けの寮(普通、中国人は8人ほどで1つの部屋をシェアするが、外国人は2人で1部屋と優待してくれている)であったが、学内の立地もよく、アメニティも充実していて、ホテルで生活しているような快適さであった。
キャンパスのセキュリティーは意外と厳しく、各門には警備員が常駐しており、構内に入るためには学生証を提示しないと入れないようになっていた。
ネット環境については大学構内にいれば外にいても大抵の場所でWi-Fiが使えていたため、非常に便利であった。一番の懸念事項が日本と連絡が取れるか否かであったが、メールは基本的に問題なく使うことができ、SNSもVPNを使えば普段通り使うことができた。
3, 北京での生活について
中国での生活は想像していたよりも快適であった。食事の面で苦労するかと思っていたが、そうでもなかった。中には辛いもの、香菜(パクチー)が入っているものなどあり、個人的な嗜好が分かれるものが多いと感じたが、食べていくうちに慣れた。甘い飲み物も、若干日本とは違う甘さのものもあって困惑したが、それも慣れてしまった。日本に帰ってきて、食べ物があっさりとした味付けなのに少し驚いてしまうくらいには中国人化していた。学食は驚異的な安さだった。朝食であれば沢山食べたと思った日でも3.5元(約70円)しかかからなかった。朝からしっかりと栄養補給して授業に臨める環境が整っていることが羨ましく感じた。
空気に関しては、いい日と悪い日の差が激しかった。晴れている日なのに、遠くの景色が霞んで見える時があり、空気の悪さを実感した。マスクをしている人もいたが、それはかなり空気が悪い日に限ったことで、基本的にマスクをしている人はそこまで見かけなかった。
交通に関しても特に不便を感じなかった。北京市内の公共交通機関で使えるICカードがあればバスも地下鉄も簡単に利用することができた。北京市内の地下鉄は、区間の長さによるが片道5元(100円ほど)で乗れる。交通渋滞に巻き込まれることもなく、発車間隔も短いので、便利であった。改札を通る前に簡単な安全検査を受けることになっていたが、それも時間がかかるものではないので、北京を初めて訪れる人には地下鉄の利用をお勧めしたい。バスは、1回1元(20円くらい)と安かったが、いかんせん交通渋滞に巻き込まれることもしばしばだったので、時間に余裕がある時の選択肢として使っていた。タクシーは、基本的にスマートフォンのアプリを使って利用することになっていて驚いた。友人がそのアプリを使えてので、利用してみたが、かなり便利だと思った。
そして、最大の懸念事項であったお金に関して。中国では微信支付や支付宝といったケータイによる電子マネー決済が普及しており、現金がどのくらい使えるのか心配であった。しかし使ってみたら案外現金でも払うことができた。ただ、100元札(中国の一番大きなお札)を出したときには、レジにある機械に何度も通されて確認された。これほどまでにスマホ決済が浸透しているものなのかと驚いた。
最後に、人について。中国の人は喋り方がキツイように感じられるだけで、とても親切だということがよくわかった。思っていることは正直にいってくれるし、困っていたら助けてくれる。もちろん、全員が全員そうではないけれど、人の暖かさを感じた。
色々とあったが、今回の留学に行くことができて心の底からよかったと感じている。今後、中国語の勉強をするモチベーションが上がったし、英語ももっと喋れるようになりたいと思うことができた。まだ将来的に何をするかよくわからないが、少しずつ方向性が見えてきた気がする。この留学でできたつながりを大切に、これからも成長していけるようにしたい。