留学情報

大学院生の留学

国立陽明交通大学

プログラムの概要・特徴

本プログラムは、北海道大学大学院総合化学院(HU)と国立陽明交通大学(NYCU)の理学院が共同で実施するダブルディグリープログラム(DDP)であり、コチュテル方式(Cotutelle Arrangement)に基づいて運営されます。本プログラムでは、両大学に在籍し、各大学の研究指導を受けながら学位取得を目指します。修了者には、HUとNYCUの両方から博士号が授与されます。本プログラムの特徴として、1)共同研究指導:HUとNYCUの双方に指導教員を持ち、両大学の研究環境を活用できる、2)国際的な学術交流:異なる研究文化を経験し、国際的な研究ネットワークを構築できる、3)柔軟な履修計画:両大学の履修要件を満たしながら、個別の研究計画に基づいた学習が可能、などが挙げられます。

対象(修士/博士)

博士

参加資格(英語要件、論文作成の有無、英語論文の有無、作成する論文の本数等)

出願資格:本プログラムに参加する学生は、HUまたはNYCUのいずれかに博士課程の正規生として在籍している必要があります。
英語要件:博士論文や審査、発表は英語で行われるため、十分な英語能力が求められます(具体的な語学要件は両大学の規則に従う)。
論文作成:DDP学生は、HUおよびNYCUにそれぞれ異なる博士論文を提出する必要があります。ただし、各大学への提出論文の内容には共通部分が含まれる可能性があります。
英語論文の要件:HUおよびNYCUそれぞれの博士号取得要件を満たす論文を英語で執筆し、英語での口頭試問を通過する必要があります。

学位取得までの流れ/履修スケジュールのイメージ(渡航時期等*

標準修業年限: HUの博士課程の標準修業年限は3年間(6学期)。NYCUの博士課程の標準修業年限は3~5年間(6~10学期)。
渡航時期と滞在期間: プログラム参加者は、最低1年間(2学期間)の留学が求められる(複数回に分けての滞在も可)。具体的な派遣時期や期間は、指導教員と相談の上決定する。

修得できる学位(本学と連携大学)

北海道大学(HU):以下のいずれかの学位が授与される。
博士(理学)(Ph.D. Sci.), 博士(工学)(Ph.D. Eng.), 博士(総合化学)(Ph.D. CSE.)
国立陽明交通大学(NYCU): Doctor of Philosophy (Ph.D.)
※ 北海道大学の学位記には、「博士課程修了に必要な研究指導は国立陽明交通大学と共同で実施したものである。」旨の文言が含まれる。NYCUの学位には、「北海道大学との共同指導による」と記載される。

費用

授業料・入学金等: DDP参加者は、在籍大学(ホーム大学)に授業料を支払う。派遣先大学(ホスト大学)の入学試験料、入学金、授業料は免除される。ただし、DDP学生がホスト大学での在籍期間終了後に、ホーム大学の卒業が6か月以上遅れた場合、ホスト大学に対して授業料の支払いが必要になる。
その他費用: 渡航費、宿泊費、生活費は学生またはその支援者が負担する。外部奨学金への申請は可能。両大学は、学生の宿泊施設の確保を支援するよう努める。
健康保険: ホスト大学の規則に従い、必要な健康保険に加入することが求められる。保険料および未保険部分の医療費は学生本人の負担となる。

連絡先(部局教務、担当教員等)

理学研究院 村越敬教授(kei@sci.hokudai.ac.jp)
理学研究院 上野貢生教授(ueno@sci.hokudai.ac.jp)
総合化学院事務室教務担当(c-sougou@cse.hokudai.ac.jp)

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