留学プログラム

海外ラーニング・サテライト

世界を支える農業文化とその未来を学ぶ~ニュージーランドと北海道の農業~

【実施内容のサマリー】
 本プログラムは、ニュージーランド リンカーン大学で2週間の現地における集中講義コースとして行われた。英語研修に加え、現地の農場や研究所の訪問、また現地の学生を交えたグループワークも行った。ニュージーランドにおいて大規模農業がどのように発展してきたのか、またそのことによって環境負荷がどのように変化してきたのか、食料生産を考える上で科学技術がどのように役立ってきたのか、などを相手先大学教授陣から学んだ。

【英語研修】
 英語研修に関しては、午前中の授業が主であった。基礎的な英会話に関する授業から、プレゼンテーションやレポート、エッセイの書き方に関する授業まで、多様な形で行われた。また、ニュージーランドの自然生態や農業生態系に関する単語を学ぶ授業なども含め、農学部向けの授業としてもアレンジされていた。

【農場・研究所の訪問】
 リンカーン大学には、付属の農場や研究所が多数あるが、そのなかで、大学付属酪農場、Agricom(種子・牧草品種改良)、Waiparaワイナリーなどを訪問し、農学という分野に必須である「研究と現場の繋がり」を学ぶことができた。例えば、気候変動などに対応した牧草の品種について、どのような順序で品種を改良していくのかをAgricomでは学んだ。さらに、Agricomでは、生産者向けのデモンストレーション農場を訪問し、これまでとは違うスタイルで放牧した場合、草や土壌がどのように変化していくのかという目的で行われている長期試験について質問をうけた。大学付属酪農場では、生産者が集まり経営について学ぶFocus Dayに参加することができた。100名ほどの酪農家が参加し、環境省や農業コンサル、ビジネスコンサルなどからレクチャーを受ける様子を見学したり、実際に対話に参加することで、大学の研究と現場がどういう形で繋がっているのかを理解することができた。このような経験を通じて、食料生産とそれに関わる問題を解決するための研究を理解した。一方で、ニュージーランドが国を挙げて保護している景観や、そのことが農業や環境だけではなく観光業などへ与える意義なども現場で理解することができた。

【グループワーク】
 現地の学生を交え、日本とニュージーランドを比較検証するグループワークを行い、セミナーを行った。テーマは、動物福祉や、地熱の利用、文化の違いを反映したものなど、多岐にわたった。グループワークの時間には、図書館内の実習室などを利用し、学生たちが自主的にアクティブラーニングを行った。グループは、現地学生と日本人学生を混合させる形で組織し、英語での議論がスムーズに行えるよう申請者が巡回し指導した。セミナーでは、現地教員を招待し、北海道大学学生にとってはほとんど無い機会である、英語のネイティブスピーカーや、同時期に英語学校で勉強していた多様な留学生らをオーディエンスとした討論会を行うことができた。

【その他】
 本プログラムに参加した北海道大学学生には「国際農学概論Ⅰ」として単位を付与した。本プログラムに参加するリンカーン大学学生においても、同様に、北海道大学から「国際農学概論Ⅰ」の単位を付与した。

年度
2022年度
実施期間
2023/2/8~2023/2/23
分野
農学
エリア
オセアニア
派遣先
ニュージーランド
リンカーン大学
実施責任者(所属部局・氏名)
農学研究院
内田 義崇 准教授
提供科目名(開講部局・単位数)
国際農学概論Ⅰ(農学部・1単位)
履修者公募の有無

更新日:2023年3月27日

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