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留学プログラム
海外ラーニング・サテライト


オーストラリアにおけるOne Healthの推進
1)概要
本プログラムでは、シドニー大学において野生動物臨床および多様な動物種に関する獣医学教育を実施した。現在、獣医学部で実施している国際獣医師育成プログラム(IVEP)では、エジンバラ大学(英国)、ザンビア大学(ザンビア)、コロラド州立大学(米国)、カセサート大学(タイ)、チュラロンコン大学(タイ)へ学生を派遣しているが、教育内容は動物福祉、野生動物管理、感染症および小動物臨床が中心であり、野生動物臨床に特化した教育プログラムは十分に実施されていなかった。
そこで本プログラムでは、国際アドバンスト演習としてシドニー大学における野生動物臨床教育を実施し、学生が日本では学ぶ機会の少ない野生動物医療および多様な動物種の診療について実践的に学ぶ機会を提供した。これにより、野生動物の診療、生態系保全、感染症管理および種差に関する理解を深め、One Healthの視点を持つ獣医師人材の育成を目的とした。
2)シドニー大学動物病院における臨床研修
シドニー大学附属動物病院では、小動物臨床および野生動物診療に関する実習を実施した。学生は診療現場を見学するとともに、診療プロセスや検査手法、治療方針の決定過程について指導を受けた。
また、野生動物や外来種を含む多様な動物種に対する診療について学び、動物種ごとに異なる生理学的特性や診療方法について理解を深めた。これにより、一般的な小動物臨床とは異なる野生動物医療の特徴や課題について実践的に学習する機会となった。
3)SEA LIFE Sydney Aquariumにおける研修
SEA LIFE Sydney Aquariumでは、水生生物の飼育管理および健康管理に関する研修を実施した。学生は水族館で飼育されている多様な魚類および海洋生物について、飼育環境の管理方法、疾病管理および動物福祉の考え方について学んだ。
また、水生生物の健康管理や環境管理が生物の生存や繁殖に与える影響について解説を受け、水生生物における獣医学的管理の重要性について理解を深めた。
4)動物園における野生動物研修
動物園では、多様な野生動物種の飼育管理および健康管理に関する研修を実施した。学生は、哺乳類、鳥類、爬虫類など幅広い動物種の飼育環境および健康管理について学ぶとともに、動物園における野生動物医療の役割について理解を深めた。
さらに、オーストラリアにおける野生動物保全の取り組みについて説明を受け、山火事による野生動物被害、Human–Wildlife Conflict、外来種問題など、地域特有の野生動物保全課題について学習した。
- 年度
- 2025年度
- 実施期間
- 2026/2/21~2026/2/27
- 分野
- 獣医学
- エリア
- オセアニア
- 派遣先
-
オーストラリア
シドニー大学
- 実施責任者(所属部局・氏名)
-
獣医学研究院
石塚 真由美 教授
- 提供科目名(開講部局・単位数)
- オーストラリアにおけるOne Healthの推進(獣医学部・1単位)
- 履修者公募の有無
- 有
更新日:2026年5月28日