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留学情報
留学体験談
交換留学(香港中文大学)
香港中文大学_劉 璟嫣さん
- プログラム種別
- 交換留学
- 留学年
- 2024年
- 言語
- 英語
- 地域名
- アジア
- 行先国名
- 香港
- 大学名
- 香港中文大学
- 部局名
- 法学部
- 課程
- 学士
- 新渡戸カレッジ
- 非該当
香港中文大学(香港)2024年8月~2025年9月
【所要経費】
往復航空運賃:20万円近く、留学保険料:12万円程度、教科書代:基本的にCUHK図書館を利用、
住居費:1学期間につき8800HKD、食費:1ヶ月間約5000HKD、交通費&娯楽費等:2000HKD
1.渡航前の手続きについて
①ビザ(VISA)又は滞在許可書
留学ビザの取得: 6月初めに申請し、8月半ばに取得しました。
経費:約450HKD
手続き:書類を留学先大学に提出し、代理でビザ申請する形となっています。
②航空券について
利用航空会社:China Eastern Airlines(上海乗換)
大学最寄りの空港:香港国際空港
乗換1回の便だと安くなります。
2.到着直後の手続きについて
①大学関係
オリエンテーションでは一時的な寮に1週間滞在し、その後割り当てられた寮に移動します。キャンパスが広く、スクールバスの路線が複雑なため、最初は教室にたどり着くのに少し苦労するかもしれません。
②滞在許可書関係
なし
③その他
空港からキャンパスまでは、バスや地下鉄、タクシーに利用が可能です。タクシーの場合は400HKD近くかかりますが、事前にWhatsappのグループで一緒に行く人を探して割り勘すると良いかもしれません。
3.留学生活について
①大学関係
CUHKはカレッジ制度を導入しており、カレッジによっては週何回かにカフェテリアで一緒にお食事するところもありますので、色々な人と交流することができます。また、交換留学生・留学生も多く、自分と異なるバックグランドを持つ人と意見交換する機会がたくさんあります。
②大学の所在する街(町)の様子
治安は良く、キャンパスに出入りするには学生証が必要となります。
気候に関しては、1年間のうち半年以上は気温が高く・湿度も高く、残りの時間は比較的に過ごしやすい気温となっています。
③授業について(そのⅠ)
授業の成績評価は、北大の法学部の期末試験100%のものはほとんどなく、プレゼンテーション・レポート・出席等が課される授業が多いです。留学生には、iCenterがあり、さらにStudent Advisorがいるため、困ったことがあれば相談できます。また、履修単位は9-18となっています(授業は基本的に3単位)。
成績評価についてですが、CUHKと北大のGPAスケールが異なるため、留学後のGPA換算において不利益を被る可能性があるため、単位認定を申請する場合は気をつけた方がいいかもしれないです。
④授業について(そのⅡ)
(最も興味深かった授業)
Business Law & Company Law
コモンローの香港である、かなり法律の勉強の仕方や授業の仕方が異なるため、興味深かったです。
(最も困難だった授業)
Emerging Financial Markets of China
中国・香港の金融市場の最新事情・動向について学ぶことができるため面白かったですが、金融・経済の基礎的な授業を受けていなかったために、少し苦労しました。
⑤大学が提供するサービスについて
サークルが多く、また寮ごと・カレッジごとにBBQ大会、カラオケ大会等たくさんイベントがあります。
4.住居と食事について
① 住居
住居の種類や寮費:寮、1学期8800HKD
大学まではスクールバスで、時間は授業の場所によって異なります。
ルームメイトあり(2人部屋や3人部屋が基本的)
② 食事
食事は、基本的にキャンパスのカフェテリアやsubwayで食べていました。
③インターネット環境
コンピュータを持参し、寮内にはインターネットがありました。大学中央図書館や、各カレッジ付属の図書館にはパソコンが配置されてあります。
④住居に関するアドバイス
私が住んでいた陳震夏ホステルに関して、バスストップが近くに2箇所あるため、移動は非常に便利です。(夏には少し虫が多いかもしれないです)
5.留学生活全般について
香港中文大学(CUHK)は香港で唯一「カレッジ制度」を導入していることが大きな特徴であり、学生は学部とは別にカレッジに所属し、寮や食堂、文化・スポーツイベントなどの課外活動を通じて多様な人々と交流する機会が与えられます。留学生も同様にいずれかのカレッジに配属され、現地学生と生活環境を共にしながら文化的なつながりを築いていくことが求められます。私自身は山の上に位置する聯合書院に所属し、その学生寮で香港出身の学生とダブルルームを共にしました。日本では一人暮らしが一般的であったため、シャワールームや洗面所などをフロア全体で共同使用する生活には最初不慣れでしたが、次第に慣れていきました。ルームメイトが地元出身の学生であったため、観光ガイドには載っていないようなローカルスポットを教えてもらったり、香港の社会事情や文化、若者の価値観について「生」の声を聞くことができたり、非常に貴重な経験となりました。さらに、彼女の専攻はコンピューター・エンジニアリングであり、私とは全く異なる授業を履修していたため授業の内容や課題について話を聞くことも面白いと感じました。
授業に関して、交換留学生は全てInternational Asian Studies Programmeに所属し、学部の垣根を越えて多様な分野の授業を履修することができます。したがって、時間割の自由度が高く、自分の興味関心に応じて柔軟に授業を組み立てられる点は、非常に魅力的でした。CUHKの授業のスタイルは、日本の講義中心の形式と異なり、グループプレゼンテーションやグループエッセイ、ディスカッション、ワークショップが多く取り入れられています。成績評価についても、期末試験一発勝負ではなく、中間試験・期末試験・エッセイなど複数の課題で構成されており、学期を通じて継続的かつバランスよく取り組むことが求められます。全体としては、やや忙しいと感じることもありましたが、授業への主体的な参加が促され、自分の考えや視点を明確に持つことが求められる環境でした。
さらに、毎学期400名程度の交換留学生を受け入れており、香港や中国本土の学生に加えて、フランス・スイス・アメリカ・ブラジル・マレーシアなど、多様なバックグラウンドを持つ人と交流できます。授業中のディスカッションは、異なる国の視点を得ることができる刺激的なものでした。また国際政治におけるグループディスカッションの準備中に、フランス及びスイス出身の学生が一緒に法制度の違いについて話していたことも印象的でした。その中でヨーロッパにおいて、自国法・EU法・国際法の優先順位や適用関係が複雑で苦労しているという話を聞き、非常に興味深いと感じました。また、フランスと日本はいずれも大陸法系に属している一方で、香港はイギリスの法制度に由来するコモンローを採用しているため、二人は自国の法構造との違いから、コモンローに基づくCUHKの法学講義に対して違和感を覚えると語っていたことも印象的でした。
この1年間を通して、法学、国際関係、経済など様々な分野にまたがる科目を履修しました。一見すると異なる専門領域に見える授業でしたが、学びを深めていくうちにそれぞれの内容が次第に関連し合っていることに気づかされました。個々の学びが「点」から「線」へ、そして「面」を成し、学びが立体的に広がっていく実感がありました。
同時に、国際社会において不安定さが一層際立った一年でもありました。こうした状況の中で、異なる背景や価値観を持つ人々と出会い、対話し、理解し合うことの重要性をこれまで以上に強く感じました。だからこそ、留学を通じて多様な文化に触れることは、今の時代においていっそう大きな意味を持つのではないかと感じています。現地での出会いや対話、日常の小さな発見が、自分の視野を大きく広げてくれるきっかけとなります。ぜひ新しい環境に飛び込む勇気を持ってほしいと伝えたいです!