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留学プログラム
海外ラーニング・サテライト


日台比較法特別演習
(1) 事前学習
7月中旬にガイダンスを行い、9月上旬に各コンソーシアム校による合同事前研修を実施したほか、台湾法に関する基礎知識を習得するための勉強会も9月上旬に開催し、参加学生全員が台湾法に関する論文・専門書を精読し、報告の練習と質疑応答を行った。また、台湾現地での学生共同セミナーに向けて、参加学生による報告原稿の作成、教員による添削指導を実施し、渡航後に行われる授業と訪問先での研修を意義あるものにするための台湾の歴史と文化に関する予習も行った。なお、今年度から台北大学法律学院の学生と渡航前にペアを組み、外国語を使っての事前交流を試みた。
(2) 現地プログラム
9月16日:移動日(渡航)
9月17日:立法院訪問(午前)、立法院に関する紹介ビデオを視聴し、立法院スタッフからの案内・説明を受けたほか、現職の洪孟楷・立法委員と1時間ほどの質疑応答を行い、日台関係、若者と女性の政治参加等に関する議論を交わした。台北地方法院(裁判所)訪問(午後)、台湾の裁判制度の現状について、弁護士資格を有する現職の書記官から説明を受けたほか、裁判を直接傍聴し、日本との違いを発見する貴重な体験となった。
9月18日:台北大学法律学院での学生共同セミナー(終日)、台北大学、輔仁大学、北海道大学、琉球大学、佐賀大学の5大学の学生による計7本の報告が行われ、教員によるコメントと学生主体の質疑応答を行った。昼休み中に台湾側の2大学と大学の所在地の特色に関する台湾側学生の紹介を受けたほか、午後3時以降は台北大学の日本語授業に参加し、学生による日本側3大学と大学の所在地の紹介、現地の日本語学習者とのグループワークを実施し、学生同士のコミュニケーションを深めるとともに、外国語学習のインセンティブにもなった。
9月19日:鄭南榕紀念館訪問(午前)、民主化の実現のために焼身自殺した鄭南榕の生い立ちと活動を学習し、台湾民主化の歴史に関する記憶が薄れつつあるといった問題点に関する議論を行った。司法院・憲法法廷訪問(午後)、台湾の司法・違憲審査制度に関する説明を受けて、最高司法機関のスタッフに直接質問することができた。台湾大学法律学院との共同講義(夜間)、台湾の大学では一般的な夜間授業を台日双方の教員によって実施し、日本法と台湾法の比較を行い、日本法を相対化し、多元的な法が存在することに対する理解を深めた。
9月20日:台湾大学法律学院での学生共同セミナー(終日)、台湾大学、北海道大学、琉球大学、佐賀大学の4大学の学生による計6本の報告が行われ、教員によるコメントと学生主体の質疑応答を行った。前日夜間の授業と合わせて、多くの台北大学法律学院の学生が参加し、台北医学大学の学生5名もオブザーバー参加したため、計6大学の学生による熱い議論が交わされた。
9月21日:台北二二八記念館見学、台北大学の学生による有名な観光地や夜市の案内もあって、台湾における白色テロの端緒となった二二八事件の悲惨さと現在の平和的な生活の比較を通じて、民主主義等の普遍的価値の大事さを再確認するきっかけとなった。
9月22日:故宮博物院見学、台湾の歴史と文化に触れ、知り合った台北大学の学生が案内するなど交流を深めた。
9月23日:シンクタンク(資策会・科技法律研究所)訪問(午後)、現在進行中の社会問題の調査から政策立案に至るまでの一連のプロセスについて、専門家による解説を受けて、大学と異なる環境下での質疑応答を経験し、法形成の現場を実体験した。
9月24日:総統府見学(午前)、日本統治時代からの歴史や台湾政治に関する学習のほか、台湾漫画に関する特別展を通じて、あまり知られていない台湾文化の一面に触れた。国家人権博物館白色恐怖景美記念園区訪問(午後)、新北市にある旧政治犯収容所の見学、民主化前の台湾の歴史と人権保障の重要性を勉強した。全体反省会(夜)
9月25日:移動日(帰国)
- 年度
- 2025年度
- 実施期間
-
2025/9/16~2025/9/25
- 分野
- 人文社会科学
- エリア
- アジア
- 派遣先
-
台湾
国立台湾大学
- 実施責任者(所属部局・氏名)
-
法学研究科
徐行 教授
- 提供科目名(開講部局・単位数)
- 日台比較法特別演習(法学部・2単位)
- 履修者公募の有無
- 無
更新日:2026年3月31日