留学プログラム

海外ラーニング・サテライト

ザンビアにおける野生動物学

1)概要
本プログラムは、学部学生をザンビア大学に派遣し、アフリカ特有の野生動物管理および保全医学について学ぶことを目的として実施した。ザンビアをはじめとするアフリカ南部諸国では、多様な野生動物が生息しており、それらは各国の観光産業を支える重要な資源となっている。一方で、ヒトと野生動物との軋轢、いわゆるHuman–Wildlife Conflictは深刻な社会課題となっている。また、人獣共通感染症の多くは野生動物との接触を契機として発生することが知られており、野生動物管理と公衆衛生の両面からの理解が重要である。

本プログラムでは、ザンビア大学において野生動物管理、保全医学、地域社会と野生動物との関係について講義を受けるとともに、日本とは規模や生態系が大きく異なる国立公園において、野生動物管理の実践的教育を受けた。フィールド演習では、レンジャーの指導のもと、野生動物保護管理の実際について学んだ。さらに、ザンビア大学獣医学部附属動物病院および臨床ユニットにおいて、アフリカにおける動物診療や野生動物医療の実際について学習した。

これらの教育を通じて、グローバルサウスにおける保全医学の理解を深めるとともに、国際的な視野を有し俯瞰的思考力と実践力を備えた獣医師人材の育成を目的としている。

2)事前学習およびオリエンテーション
派遣に先立ち、参加学生に対して事前学習およびオリエンテーションを実施した。オリエンテーションでは、現地での安全管理、感染症対策、文化的配慮、研究倫理等について説明するとともに、現地での学習目標および行動規範を共有した。さらに、過去の派遣経験を有する教員から現地活動の概要を紹介し、学生が主体的に学習に取り組めるよう準備を行った。また、現地での講義やディスカッションに円滑に参加できるよう、英語による専門用語やコミュニケーション能力の向上を目的とした英語事前学習を実施した。

3)派遣方法
ザンビア大学(ザンビア共和国)には主に学部3~5年次の学生を派遣し、日本には存在しない野生動物の保護管理に関する教育を実施した。現地教育では、本学大学院で教育・研究指導を受け博士号を取得した現地教員がコーディネートを担当し、両大学の長年の研究協力関係を活かした教育体制を構築した。

ザンビア大学での講義・実習では、アフリカにおける野生動物管理マネジメントを中心に学習し、国立公園での演習ではサファリ環境における野生動物保護管理の実践について学ぶことを目標とした。

4)評価と成績管理
学生の学習成果は、引率教員が学生の学習態度、理解度、現地活動への参加状況等を総合的に評価した。

年度
2025年度
実施期間
2025/8/18~2025/8/22
分野
獣医学
エリア
アフリカ
派遣先
ザンビア
ザンビア大学
実施責任者(所属部局・氏名)
獣医学研究院
石塚真由美 教授
提供科目名(開講部局・単位数)
ザンビアにおける野生動物学(獣医学部・1単位)
履修者公募の有無

更新日:2026年5月28日

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