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留学プログラム
海外ラーニング・サテライト


新グローバル化時代における地域文化・産業としての農業
目的: 食文化、歴史、気候、国土面積が異なる国同士が食料生産、加工や流通技術などを学び、グローバル化時代の農業や食への理解を深める。
このプログラムの概要は、
「農業は単なる食料生産による経済行為ではなく、地理、歴史、気候などの環境条件を元に地域に積み重ねられた文化(AgriCULTURE)であり、産業である。しかしながら、現在のグローバル化は、旧来の輸出入増大に伴う商品流通のグローバル化とは異なり、安全性や動物福祉に配慮する等のグローバルスタンダードに基づく「生産方法の標準化」の制約を受け、かつ機能性などの付加価値を付ける遺伝子組み換え作物(GMO)が浸透するなど、生産方法を含めた文化としての農業が消失するリスクを抱えている”新グローバル化時代”へと突き進んでいる。ローカルな食文化、歴史、気候、農地面積等の諸条件が異なる国同士が食料生産、加工や流通技術などを学び、両国の事情を比較しながら農業や食についての総合的な理解を相互に深め、グローバル化時代における農業のあり方を考える」である。
本年度の実施プログラムの詳細: 食文化、歴史、気候、国土面積が異なる地域における、食料生産と加工流通技術などを、シンガポール(NUS担当)と北海道(HUAgr担当)で、座学とフィールド学習によって学ぶことを目的とし、これらの学習活動、そして課題レポート作成などすべて英語で行った。
本LS事業のシンガポールのプログラムとして、
8月5日(1日目) シンガポールの農業、食産業の歴史と文化についての講義、様々な熱帯果物についての講義と食味試験、都市養蜂事業の体験見学。 8月6日(2日目) 養殖漁業についての講義、シンガポール国立海洋養殖センター体験見学、Lee Kong Chian自然史博物館見学。 8月7日(3日目) NUSアグリ-ビジネスセンター見学、開放型植物工場(KOK FAH TECHNOLOGY FARM)体験見学。 8月8日(4日目) 食料残差リサイクルについての講義と研究室体験見学、閉鎖型植物工場(食用・薬用キノコ栽培)。 8月9日(5日目) シンガポール独立記念日交流会、を実施した。
なお、北海道(HUAgr担当)でも日本の農業について、同様のテーマでのプログラムを6月に実施しており、両国でのプログラムを通じて、本事業の目的である異なる国同士における農業や食についての総合的な理解を相互に深め、グローバル化時代における農業のあり方を比較し、考えることができるように全体を構成した。
本事業における学習方法: プログラム開始前に、各プログラムについての概要ファイルや動画を、各大学のwebプラットホーム上に受講生のみがアクセスできるよう公開し、E-learningによる予習を課した。プログラムは、ディスカッションを交えた座学、およびフィールドに出てのアクティブラーンングを通じて、獲得した内容の定着、そして体験を通じて考える力の養成を行った。具体的には、座学では1時間程度の講義と、それに引き続くディスカッションと質疑応答20〜30分とし、ディスカッションによって能動的学習を促した。プログラムの最後には、1. 農産物の品質と信用をいかに確保するか 2. ゼロカーボンおよびリサイクルを通じた持続可能な社会 3. 農業の魅力-若者の農業後継者問題 4. 農業生産効率の改善と農産物への新たな付加価値について各人が現状をレビューするとともに、プログラムを通じて考察した課題解決方法について、レポートおよびショート動画の提出を課した。これらの提出物は、全教員で評価し、点数化した。
- 年度
- 2025年度
- 実施期間
-
2025/8/3~2025/8/10
- 分野
- 農学
- エリア
- アジア
- 派遣先
-
シンガポール
シンガポール国立大学
- 実施責任者(所属部局・氏名)
-
農学研究院
岩渕 和則 教授
- 提供科目名(開講部局・単位数)
-
国際農学概論Ⅱ(農学部・2単位)
国際農学特論Ⅱ(農学院・2単位)
- 履修者公募の有無
- 有
更新日:2025年11月17日