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留学情報
留学体験談
交換留学(ウォリック大学)
ウォリック大学_生田 千晶さん
- プログラム種別
- 交換留学
- 留学年
- 2024年
- 言語
- 英語
- 地域名
- 欧州
- 行先国名
- イギリス
- 大学名
- ウォリック大学
- 部局名
- 経済学部
- 課程
- 学士
- 新渡戸カレッジ
- 該当
ウォーリック大学(イギリス)2024年9月~2025年6月
【所要経費】
所要経費合計:210万円
~内訳(年間)~
往復航空運賃:25万円
ビザ申請費:10万円
留学保険料:25万円(NHS 15万円、付帯海学10万円)
住居費:100万円
食費:20万円
交通費:5万円
娯楽費:20万円
部活動費:5万円
1.渡航前の手続きについて
①ビザ(VISA)又は滞在許可書
2024年夏時点での学生ビザの取得については、
ビザの種類:学生ビザ
申請先:UK Visas & Immigrationオンラインサイト
取得に要した日数:1ヶ月弱
その経費:10万円弱
でした。
手続きを簡単に説明すると、
必要書類を揃える(パスポート、入学許可証、IELTSスコア証明、財政証明、など)
→オンライン申請(留学先大学から送られてくるCAS numberが必要)
→ビザ申請代・NHS(イギリスの国民保険)の支払いを済ませる
→東京もしくは大阪のビザセンターにて申請・指紋登録など(要予約)
→1~2週間後に再び訪れ、預けていたパスポートを受け取る
→渡航時にパスポートに貼られたEntry clearanceを入国審査で見せる
→キャンパスもしくは指定の郵便局でBRPカード(滞在許可証)を受け取る
というプロセスでした。
・困ったこと
ビザの申請に必要なCAS numberが留学先大学からなかなか送られてこず、少し不安になりました。私の場合は7月下旬に届き、8月中旬にビザ取得を終えることが出来ました。もしも大学のHPやメールに記載されているスケジュールが過ぎても送られてこない場合は、不安なまま待つのではなく、問い合わせフォームやStudent Mobility Teamのメールに催促の連絡をすることをお勧めします。
・今後の注意点
2025年1月からBRPカードの発行が廃止され、e-VISAに変更されました。YouTubeやブログ等で発信されている経験者の情報から変わっている可能性があります。分かりづらいかもしれませんが、公式HP等に書かれている最新の情報に沿って申請すると良いと思います。
②航空券について
大学の最寄りの空港はバーミンガム空港ですが、日本からの本数が少なく割高だったため、日本航空(JAL)とフィンエアーのコードシェア便で、羽田空港発→ヘルシンキ空港乗り換え→ロンドンヒースロー空港着の便を利用しました。JALの国際線セールの際に往復で購入し、25万円ほどでした。帰国日を予め決める必要がありますが、片道切符を2回購入するよりも安いです。
また、多くの留学生が渡航する9月下旬のWelcome weekの数日間は、大学が手配しているヒースロー空港もしくはバーミンガム空港からキャンパスへ直行のバス(有料)を利用するのが便利だと思います。学生スタッフが丁寧に案内してくれます。
また、もし値段を最優先に考えているのであれば、中国東方航空の羽田/成田空港発・上海浦東空港乗り換え・ロンドンガトウィック空港着がおすすめです。
2.到着直後の手続きについて
①大学関係
・オリエンテーション
WBS(Warwick Business School)のことしか分かりませんが、WBS全体のオリエンテーション、WBS所属の交換留学生のためのオリエンテーション、My.WBS学習システムの使い方説明のオリエンテーションがそれぞれありました。スケジュールに関してはMy.WarwickというアプリやMy.WBSで分かりやすく通知されるため、指示に従っていれば戸惑うことは無いと思います。
・授業登録
(WBSは他の学部と異なる点が多いため、参考になるか分かりませんが)My.WBSのウェブ上で行いました。北大と大きく異なる点は、履修登録を行ってから時間割が発表されるため、もし授業時間帯が被ってしまった場合は自ら調整をしなければならない点でした。そのため、もし希望する授業の履修を上手く調整できない場合に備えて、プランBを考えておくことをおすすめします。
・寮の入居手続き
先述した空港からキャンパス直行のバスの中で寮の鍵を受け取り、学生スタッフが寮の場所まで案内してくれたため、特にトラブルはありませんでした。また大学HPを通じて事前に注文していた布団と枕セットも既に部屋に届いていたため、その日は買い物に出ることなく寝ることが出来ました。
・困ったこと・苦労したこと
キャンパスが広いので、最初はどこに何があるか分からず苦労しました。グーグルマップではなく、大学が提供しているオンラインマップを使い、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。
②滞在許可書関係
ビザの申請の際にBRPカード(滞在許可証)の受け取り先を大学キャンパスに指定し、到着後1週間以内に受け取りました。経費や手続きはなく、本人確認のみのスムーズな受け取りでした。
しかし、2025年からBRPカードが廃止され、e-VISAのシステムに変更されているので、詳しく確認しておくことをお勧めします。
③その他
これを読んでくださっている方々に念を押してお伝えしたいことは、授業期間が始まる前の1週間(Welcome Week)が非常に楽しく重要な期間であることです。入居手続き・滞在許可証手続き・銀行開設・学生証受け取り・各種オリエンテーション・履修登録など事務的な手続きが非常にスムーズに行えるだけでなく、部活動・サークルの新歓や学生同士の交流、寮のフラットメイトとのイベントが非常に盛んに行われるため、友達をつくるチャンスがたくさんあります。
このWelcome Weekで出逢った友達が留学生活を楽しくさせてくれるはずです。ウォーリック大学に留学予定の方に限らず色んな大学でWelcome Weekは設定されていると思うので、是非フル活用してください!
3.留学生活について
①大学関係
一言で例えると、北大の札幌キャンパスに住環境を付け加えた環境です。広大な土地に様々な学部棟があり、自然豊かでのびのびと過ごすことができます。キャンパスの雰囲気としては非常に活発で、色んな部活動やサークルが活動している他、Student Unionのイベントも盛んだと思います。一方で勉強熱心な学生も多く、テスト期間などは特に図書館が混雑します。
また、多くの学生がキャンパス内の寮に住んでいるため、住環境に必要なものは何でもそろっており、スーパー、薬局、カフェ、美容院、レストラン、パブ、クラブ、配達物ロッカーなどが揃っており、困ることはありません。加えてキャンパス内は治安が良く、夜も比較的明るいので安心して出歩くことができます。建物も全体的にきれいで新しく過ごしやすいです。
加えて、ウォーリック大学の大きな特徴として、地域最大のアートセンターとスポーツセンターを有している点が魅力的だと思います。アートセンターには映画館やシアターがあり、学生は学割料金で見ることが可能です。スポーツセンターにはロッククライミング・スカッシュコート・ヨガなどのスタジオ、プール・体育館・ジムもあり、のびのびと運動できる環境が整っています。市街地へのアクセスの悪さを除けば、100点満点のキャンパスだと思います!
②大学の所在する街(町)の様子
・周辺の街① Coventry
大きな駅とバスターミナルがあるので、移動の際によく利用しました。また、大きなショッピングモールがあり、買い物にも困りませんでした。一方でCoventryは治安が悪いことで有名で、ホームレスの方がいたり、大麻の匂いがしたりするので、夜間の一人歩きには注意が必要です。
・周辺の街② Leamington Spa
Coventryよりも安全でおしゃれな街です。買い物にも困りませんし、ご飯屋さんやカフェも多いので、友達と出かける際に行っていました。
キャンパスはかなり孤立した場所にあるため、どちらの最寄りの街へ行くにもバスで20分ほどかかりました。さらにバス料金が値上がりして片道約600円になってしまったので、用事がある時意外は基本的にキャンパスで過ごしていました。キャンパスから歩いて行ける場所にCannon Parkというショッピングセンターがあり、そこに大型スーパーや日用品店、アジアンスーパーなどが集まっているため、普段の買い物はそこで済ませることができるので、特に不便ではありませんでした。
・気候
率直に、あまり良い気候とは言えないです。曇りもしくは雨の日が多く、かつ冬は日照時間が短く寒いため、気が滅入ることもあります。ウォーリックに限らずイギリスに留学予定の方は、ビタミンDのサプリを摂ることやインドアの趣味を見つけることをおすすめします。
③授業について(そのⅠ)
・授業の内容
基本的に週1回のレクチャー(講義メイン)と週1回のセミナー(議論・ケースメイン)で構成されていました。
レクチャーは大講堂で開かれ、教授が理論や先行研究を説明したり、質問を投げかけたりする形で進められました。WBSだけか分かりませんが、全てのレクチャーが録画されており、後から字幕付きで見返すことができたので非常に便利でした。
セミナーは15~20名ほどの少人数に分かれて行われ、事前に与えられたケース課題について議論したり、ディベートをしたり、グループに分かれて発表をしたりと、アウトプットを重視した形態でした。セミナーは録画されず、かつその場で授業に参加する必要があるため、大変な部分もありましたが、教授も学生も非常に寛容なので準備さえしていれば問題ありませんでした。
・課題
授業によって異なりますが、毎週のリーディングリスト(論文やケース2-3本程度)と中間エッセイ(1000 words程度)/期末エッセイ(3000words程度)が課されました。英語の論文は読みなれていなかったため、慣れるまでかなり時間がかかりました。ただ、全てを的確に読み込むことよりもスキミングをして要点を掴むことの方が重要視されているため、プレッシャーは少ないと思います。エッセイについては、文献調査や分析的思考、アカデミックライティングスキルなど、かなり高いレベルを期待されていると感じました。
英語で文献を読み、それをまとめる作業はかなり時間がかかりますが、余裕を持って設問が与えられ、質問に対しても親身にサポートしてくれる体制は整っているので、しっかり前もって準備を進めれば、交換留学生でもしっかりついていけると思います。
・成績評価
授業によって異なりますが、私が履修した授業のほとんどが参加点10%、エッセイもしくはテスト90%程の構成でした。参加点は各週の内容要約やポスター発表などの形態があり、エッセイは中間/期末の分散型と期末一本型のものがありました。テストは3学期にまとめて行われました。成績評価としては、公表されている採点基準に基づいて透明性高く行われており、採点者からのフィードバックももらえるため、非常に納得感のあるものでした。真面目にこつこつ勉強していれば、英語が第二言語である影響をさほど受けることなく、学ぶことが出来ると思います。
・留学生サポート
留学生に限ったサポートかは分かりませんが、Personal Tutorが割り当てられ、学期毎にミーティングをする機会がありました。所属する学部の教授陣が親身に相談に乗ってくれるので、勉強のことや将来のことなどについてアドバイスをもらうことができ、非常に助かりました。また、日常的な面についてはResidencial Team やSafety Teamなど何でもサポート体制が整っているので、特に心配はいらないと思います。
・苦労したこと・困ったこと
リーディングなど事前準備が追い付かなかったり、議論について行けなかったりした点では苦労しました。ただ教授に相談をしたところ、セミナーでのケース課題を事前に個別で送ってくれたり、分からない点を繰り返し説明してくれたり、快くサポートしてくれたので何とかなりました。英語が第一言語でない留学生が他にも多くいるので、全体として非常に寛容な雰囲気があると思います。
④授業について(そのⅡ)
(最も興味深かった授業)
経営学のなかでも、特に対人関係に焦点を当てて、毎週異なるリーダーシップスキルについて学ぶ授業でした。コンフリクトマネジメントやコーチング、ネゴシエーション、ネットワーキングなど比較的新しい分野の理論や実例を学び、それを踏まえてセミナーでは他の学生とスキルの獲得やキャリア観の形成を目指して交流する時間が与えられました。
(最も困難だった授業)
Theatre-based approachという形態でビジネス倫理を学ぶ授業で、ビジネスという文脈の中で経営者や従業員の倫理観や価値観がどのように揺れ動き、企業を形成するのか、経営判断が下されるのかというダイナミクスをドラマ方式で表現しながら学ぶというものでした。非常に抽象的な概念のため、文献を読むのが難しかった他、想像力を働かせながらそれを表現するという、今までにない学習の在り方に圧倒されました。
⑤大学が提供するサービスについて
・学業面
24時間開放の図書館やe-bookサービス、レクチャーの録画視聴システム、アカデミックライティング等のスキルのオンラインコンテンツなど、便利と思えるサービスばかりでした。
・精神面
寮でのトラブルや悩み事の相談に乗ってくれるResidential Teamがいたり、学業面での相談に乗ってくれるPersonal Tutorがいたり、ナイトラインがあったりとサポートは万全だと思います。
・課外活動
スポーツクラブもSociety(サークルのようなもの)もそれぞれ非常に活発で、その活動に必要となる環境が整っています。交換留学生を含め誰でもウェルカムな雰囲気で、活動を通じて仲良くなれるので非常におすすめです。
個人的にはフリスビークラブに所属しましたが、そのおかげで留学生活が楽しいものになったと感じています。また、Japanese Society の集まりも活発です。日本文化を楽しむイベントやLanguage caféが定期的に開催されており、どれも温かい雰囲気でした。
・イベント
Welcome week はもちろんのこと、クリスマスや旧正月、Art festival、Warwick Picnicなど、ことあるごとにイベントが開催されており、非常に楽しいです。またPiazzaにフードトラックが集まったり、中古本や観葉植物が売られるマーケットが出店されたりもします。
・Rock up and play
ウォーリックの学生・職員なら誰もが無料で参加できるスポーツレッスンです。様々なコースが開講されており、経験値に関係なく参加できます。ズンバやトランポリンなどもあり、おすすめです
4.住居と食事について
住居の種類:キャンパス内の寮(Tocil)
寮費:£128 per week (1ヶ月10万円程度)
大学までの通学時間・通学手段:徒歩5-10分
ルームメイトの有無:12人
家具付きのプライベートルームで、キッチンとバスルームが共用の寮に住んでいました。キャンパスの中心部にあるので何をするにも非常に便利で、寮の周りも自然豊かでとても良い環境でした。12人での共有は大変なこともありましたが、仲の良いフラットメイトもでき、満足な生活でした。
② 食事
基本的に寮で自炊をしていました。Aldiという安いスーパーで買い出しをして、朝はシリアルと果物、昼はサンドウィッチ、夜は日本食をつくって食べていました。物価が高い割にはスーパーの食材は日本と同程度の価格なため、週一回の買物は£25ほどで済みました。
最初に調理器具や食器を揃える必要があるかと思いますが、そこで個人的におすすめなのがWelcome Weekに開催されるKitchen Kit Marketです。前年度に住んでいた学生が寄付した調理器具や食器をPay as you want で非常にお得かつエコに入手できます。
③インターネット環境
ラップトップとiPadを持参しました。Wi-fiはキャンパス内と寮ともに十分だったと思います。
もしパソコンに不具合が起きても、24時間開放されている図書館で借りることができるので、特に心配はいらないと思います。
④住居に関するアドバイス
キッチンとバスルームを12人でシェアすることに寛容なのであれば、Tocilはおすすめです。キャンパスの中心やスーパーに近く、かつ他の寮に比べて値段が安く、ウサギやリスがいて自然豊かでとてもいい場所です。また、現地の1年生とも仲良くなることができます。
一方で、デメリットとしてはフラットメイトの人数が多いため汚くなりがちなことは認識しておくべきかもしれません。とはいえ、寮の割り当てもフラットメイトも運次第なので、ある程度は妥協するしかないというのがアドバイスになります。
5.留学生活全般について
1.この留学から学んだこと
私がこの留学から学んだことは、「変化」「違い」「内省」の3つを“楽しむ”ことです。
まず1つ目の「変化」について、当たり前ですが、留学では生活環境や言語、勉強のスタイル、友達、食べ物、天候など色んな変化がありました。すぐに順応できるものもあれば、慣れるまでに時間がかかり、苦労したことも多くありましたが、どんな変化に対しても柔軟に“楽しもう”という姿勢でいることで、いつの間にか自分の適応力が広がるものであると気づきました。
続いて「違い」を“楽しむ”は、友達との関わりを通じて学んだことです。コミュニケーションの取り方や友達との遊び方、食文化に至るまでたくさんの違いがあり、日本人として自分が持っている習慣や価値観が誰かの当たり前ではないことに多々驚きましたが、それに対して身構えることなく仲良くなることで、違いを超えて楽しむことができると分かりました。
3点目の「内省」については、上記の変化や違いを認識する連続のなかで、自然と自分自身について考える時間が増えたことが大きな学びでした。勉強面では時に理想と現実のギャップに苦悩したこともありましたが、一度自分の価値観や感情に立ち返ってみることで前向きになることができ、内省の面白さに気づきました。
総じて、どんな環境や状況でも前向きに楽しむ姿勢を伸ばすことができたと感じています。
・ウォリック大学に留学する方へのアドバイス
非常に恵まれた環境で、学びにも遊びにも没頭できる大学です!心の底からおすすめします!
アドバイスとしてはWelcome WeekにスポーツクラブやSocietyの体験に行ったり、所属学部や交換留学生の交流会に行ったりすることで楽しいスタートを切ることです。たくさんの人に知り合うことができ、その後の留学生活がより充実したものになると思います。
また、渡航前にウォーリック大学から北大へ交換留学をしに来ている学生と知り合っておくこともおすすめです。私は国際交流科目の授業で偶然知り合うことができ、留学前にウォーリック大学の話を聞くことはもちろん、留学中もご飯に行ったり旅行をしたりと仲の良い友達になることが出来ました。国際課の職員さんや教授に相談すれば繋いでくれると思います。
もしくは、私で良ければ喜んで相談に乗りますので、国際課を通じてご連絡いただければと思います。既にウォーリックへ留学が決まっている方も、検討中の方も、皆さん応援しております!