留学情報

留学体験談

交換留学(オタゴ大学)

オタゴ大学_Hさん

プログラム種別
交換留学
留学年
2024年
言語
英語
地域名
オセアニア
行先国名
ニュージーランド
大学名
オタゴ大学
部局名
経済学部
課程
学士
新渡戸カレッジ
該当

オタゴ大学(ニュージーランド)2024年2月~2024年11月

【所要経費】

往復航空運賃:30万円

留学保険料:20万円

教科書代:2.5万円

住居費:120万円

交通費:5万円(長距離バス含む)

娯楽費等:7万円

食費:月3~4万円

1.渡航前の手続きについて

・ビザ(VISA)又は滞在許可書

ビザの種類:学生ビザ(3か月以上の滞在の場合必要となる)
※メール添付の電子ビザだったので、コピーして携帯しました。

2024年2月に出発だったので、
2023年夏休み:書類が必要になるのかのリストアップ&できるものから準備開始
2023年9月後半:留学先大学の入学許可証取得
2023年10月後半:オンライン上で申請(ニュージーランド移民局→RealMeアカウント)
2023年11月上旬:ビザ取得

お金にかかわる証明やカバーレター、健康診断結果なども英語での書類が必要になるので、準備しておきましょう。入学許可証を獲得してから、ビザ取得・住居の手続き・履修授業の申請(後述)などを並行して行う必要があったので、できるだけ早めに動きました。特にクリスマス/年末は海外はちゃんと休暇なので連絡がつかなくなること・ギリギリになるほど留学生全体が一斉に動き出すので返信が来なくなることを考慮して、動けるうちにできるだけ進めておくことを強くお勧めします。また直接ビザ取得にかかわる話ではないのですが、入学許可証を取得した先のオタゴ大学との手続きで、パスポートの「原本証明」というものが必要でした。これは単にコピーしたPDFではなく、該当資格を持つ人物に文書を作成してもらう必要があったので、私は行政書士の方にお願いしました。入学許可証、ビザ、保険、その先の大学との手続き…思っている以上にステップがたくさんあります。特に英語の説明書きは難しいことが多いので、ネットの情報なども上手く活用しながら情報収集&届いた書類は早めに何度も読み込むことが肝心です。早めに動いても全然連絡が返ってこなかったり、年末はすごく不安や焦りでやきもきしたのを覚えています。メールの返信は12月にかけてなかなか遅めになるので、1度追いメールをしてみて、それでも何も反応が無ければ、根気強く待つのも大事です。

2.到着直後の手続きについて

①大学関係

【住まいに関して】
最初に空港から大学周辺について行ったのはフラットの手続きです。基本的にオタゴ大学への留学生ほとんどがUniflatというシェアハウスに住むことになるので、まずUniflat Officeに行って、鍵や色々説明が書かれた書類をもらって自分のフラットへ向かいます。部屋に関しては、家具やその他の必要なものが揃っているか、ダメージがないかなど一通り点検してオンラインシステムに到着&点検済みの入力をしました。

【大学オリエンテーションに関して】
交換留学生が参加必須のオリエンテーションがありました。そこではパスポート持参で本人確認した後、大学で学生が受けられるサービス(学習/健康/安全面/その他困りごとサポート)の説明と、オタゴ大学として使う学習管理システムへの登録の説明などがありました。(北大でいうelmsみたいなのです)。私はsemester1から行ったのでオリエンテーションの週はwelcomeイベントが多くあり、サークルについてやキャンパス案内ツアー、大学の施設の使い方紹介など、その翌週から始まる授業期間に向けて足並み揃えて準備できる時間がありました。

【履修登録について】
履修登録期間が渡航前に始まっていたので、私は事前に登録したうえで、現地でコースアドバイザーにレベル感・忙しさなどを相談して、最終決定をしました。学部2・3年次対象のPaper(=開講授業)はpre required という受講のための条件があるものもあります。私は、その条件に合致しそうな北大での成績証明(英語)とそれについての説明を“special permission”としてシステム上で連絡することで受講が認められました。単位数(points)とかの換算はいまだに微妙によくわかりませんでしたが、とりあえず連絡してみることをお勧めします。コースアドバイザーに相談してみたところ、もともと登録していたもののままだと結構大変になりそうと言われたので、一部難易度を下げて全体のバランスをとることにしました。こちらでは履修登録期間が終了する前に、コースアドバイザーに相談しにいくことは結構一般的だそうです。ただ初回授業への出席が必須というのもあるので、そこは注意です。もう一つ仕組み的に大きな違いを感じたのは、時間割りの組み方です。こちらでは、取る授業を選択→システムに登録→履修(予定)全授業の兼ね合いをシステムが調整して時間割りに反映となるので、空きコマなど時間割りの調整は正直運次第です。

②滞在許可書関係

滞在許可書は申請していません。

3.留学生活について

①大学関係

緑に囲まれていて、どことなく北大と似ている雰囲気を感じました。中心にあるクロックタワーはキャンパス内でも人気の場所で、晴れた日はその周辺で日向ぼっこがおすすめです。ダニーデンは大きい都市というより大学生の街という色が強く、大学の建物が街の色々なところにあったりして、慣れるまでは自分の授業がどこで開講されているのかを探して歩き回っていました。私は経営系の授業を中心に取っていたのですが、だからといってビジネススクールの建物だけで授業があるわけでもなく、時にはバイオロジーの建物で授業があったりなど、少し不思議な感じでした。また大学にはいたるところに勉強スペースがありそのタイプも様々で、長テーブルや独立した机、オシャレな雰囲気のスペースや完全に囲われて個室のようになっている所、グループ学習室など、気分に合わせて自分のお好みの場所で勉強ができるのですごく素敵です。学業面では、履修登録時のコースアドバイザーが特色だと思います。どんな授業を取ればいいか、忙しさ、その他色々相談に乗ってくれて、一人で決めてしまうよりも断然安心できます。またOUSAという大学の学生サポートの組織が提供するFree Breakfastは学期期間中は平日の朝無料で朝ごはん(オートミールやトーストなど)が食べられるのでとてもありがたかったです。その他にも大学のメンタルヘルスweekやマオリ文化week、Uniflatのダニーデン散策ツアーやMovie Nightなど色々と楽しく気分転換になるイベントがありました。(どれも基本自由参加なので、自分のタイミングに合わせて参加できます)

②大学の所在する街(町)の様子

治安はいい町で、歩いていて危なく感じることはほとんどありません。全体を通して安全な街だったなという印象です。一日の中に四季があるほど気温のアップダウンがあります。夏の終わりかけ&始まりでも、夜は寒くなるのでジャケットが必要だったり、突然あられが降ってきたりなど温度調節しやすい服装が良いかと思います。買い物はキャンパス周辺のスーパーマーケットを利用し、割と手軽に食材調達ができました。New World・Woolworthなどがメジャーなスーパーで、少しバスに乗って移動するとWarehouse・PAK’nSAVEといった倉庫型の大型スーパーもあり、お得に買い物できました。バスはBeeCardという交通系ICカードのようなものを入手すると現金で払うよりも若干安く乗れます。本数はあまりたくさんなわけではありませんが、色々街をめぐるには便利です。バス車内はアナウンスが全くないのでGoogleマップとにらめっこして、下りるタイミングとかを調べてました。コンパクトな街なのでどこへ行くにもそこまで遠くなく、暮らしやすいところです。

③授業についてⅠ(内容・課題・成績評価について、特別なサポート / 特に苦労したこと / 困ったこと等)

どの授業も、レクチャー(講義形式)+チュートリアル(グループワーク・実践系)がセットになっていました。私は留学の目的の一つとして、現地学生とのグループワークを頑張りたいというのがあったので、評価にプレゼン、グループ課題が含まれているものを履修しました。グループレポートや最終発表に向けて、それぞれでタスクを進めたり業内外でミーティングをしたりなど一メンバーとして自分も入っているからこそ、放り出すことはできない責任感というのが自分にとってはいいプレッシャーだったと思っています。初めのころは全然ディスカッションが聞き取れなかったり、考えていたことが10%くらいしか伝えられなかったりなど、なかなか大変な部分もありましたが、少しづつでもリアクションをしたり授業でとりあえず発言してみるなど、自分も挑戦することができたのでいい経験になりました。留学生限定ではありませんが、オタゴ大学にはおそらくほぼすべてのレクチャーがレコーディングされており、履修授業を後から何度でも見返すことができます。それを活用して、授業内で聞き取れなかった部分を確認することもできたので、なんとかなりました。

④授業についてⅡ(最も興味深かった授業 / 最も困難だった授業)

興味深い:MAOR102 Maori Society

人的資本開発の授業でした。授業としては、pre-recording&readingでレクチャー前に予習して、レクチャーはディスカッションメイン、そしてチュートリアルで実際に新人研修プログラムを作って最後にワークショップを開催するというものでした。学んだことをその都度実践に落とし込みながら、体系的に学んでいけるのがすごく楽しかったのと、グループメンバーが皆一生懸命だったのでとてもいいアウトプットができました。また、実は1学期と同じ先生の授業だったので顔も覚えてもらえていて、自分にとっては居心地よく授業をやりきることができました。

困難:Maori Society(マオリ社会)

マオリ特有の表現や文化的背景を理解するのが難しく、履修していた授業全体で一番大変だったと感じました。マオリ誕生の神話や植民地支配の歴史、現在の立ち位置などの入門的な授業だったのですが、バックグラウンドが大きく違いそれを英語で学習するというのが大きな壁でした。ただ、先住民について知ることと、彼らとの向き合うことの大切さを学んだので、自分も北海道出身としてアイヌの人々のことをもっと知っておくべきなんだなと気づくきっかけになりました。

4.住居と食事について

①住居

住居:シェアハウス(キッチン・リビング・水回り等共有。交換留学生用)
費用:約11.8万円/月
通学:徒歩で10~15分ほど
ルームメイト:男女ミックスで、semester1は男3:女2の五人、semester2は男2:女3の五人で暮らしていました。(※申請時に選択項目があり、女子のみ・男子のみのフラットもあります。)

②食事

授業&期末試験期間の平日の朝はFree Breakfast という学生が無料で朝ごはんを食べられるサービスがあったので、毎日それを利用していました。それ以外は時々友人とご飯に行ったりもしましたが、基本的に自炊をして過ごしていました。食材は近くのスーパーで会員になると少しお得に買えるのでそれを利用して節約しつつ、アジアンスーパーもあったので日本食も作ったりしながらといった感じです。また私はあまり利用しませんでしたが、食堂的なものもあり$4~6でお昼ご飯が食べられる場所もあります。学内にカフェやコンビニ、フードトラックもあって色々でも、大学内にレンジがあるので、フラットでお弁当を作って来て、大学で温めて食べるという学生が結構多かったように思えます。

③インターネット環境

機器系で日本から持って行ったものは普段から使っているノートパソコン&充電器とスマホです。これらで十分授業は対応できました。住居であるUniflatにはwi-fiが設置してあり、接続することで利用可能でした。ただ時折接続が不安定になることもあったので、そこまで万全というわけではありませんでしたが。キャンパス内は大学のwi-fiに繋ぐことができたのでそれを使用していた形になります。こちらも弱めではありましたが、授業受けたり、オンラインで作業する分には普通に使えます。

④住居に関するアドバイス(後輩の皆さんに自分の住んでいた住居をすすめたいですか?)

オタゴ大学への交換留学となると、ほぼ全員Uniflatになると思いますが、シェアハウスなので良し悪しはあります。正直私は一学期はメンタル的に非常にきつく、2学期は非常に楽しい時間を過ごしました。自分が慣れるのに時間がかかったこと・言うべきことをなかなか言えない性格だったこと問うのもありますが、1学期は特に共有スペースの使い方(衛生的な面)でフラットメイトと価値観の違いが大きく、苦労しました。過ごし方やバックグラウンドが違うので、同じじゃないのは当たり前というスタンスで、相手に変わってもらうというよりも自分がもう少し気にしない図太い性格に慣れたらよかったのかなぁと思います。交換留学の生徒がUniflatを利用しているので学期ごとにメンバーの大半が入れ替わり、幸いにも2学期のフラットメイトは綺麗さの価値観が近かったので、1学期ほど大変な思いはしませんでした。また入れ替わりのタイミングで、ごみ捨てや掃除のルールなどを自分から作ってしまえば、後から来たメンバーにそれに沿ってもらえるので工夫として一つアリです。

6.留学生活全般について

私の留学は「人ぞれぞれ自分の生き方があっていいという」のを強く感じる9か月半でした。私はシェアハウスや大学の授業、日々の生活などを通じて多くの人々と触れ合う機会をもらいました。ニュージーランドの特徴として感じたのは、自分のことをオープンにしている人が多く、どんな場面でもコミュニケーションが生まれるという部分です。これは実際にニュージーランド出身の友達と文化の違いについて話した際にも出てきた話題であり、また留学生として北欧から来た友達ともこのフレンドリーさに驚いた経験をよく話したりもしたので、ニュージーランドならではのお国柄なのだと感じています。これは日本のおもてなしや気配り精神とも少し違っていると思っていて、日本ではいわゆる「皆そうしてるから、自分も合わせた方が良さそう」というような社会的な規範のようになっていますが、こちらではもっと自然に自分が話したいから話してみる、自分らしく振舞って楽しく生きるがベースにあるように感じました。日常にもこういった側面が現れているなと感じた場面はいくつもあります。最初は衝撃でしたが、バスのドライバーの方が乗客が乗っている状態で「ちょっと待っててね」といってコーヒーを買いに行ったり、路線の途中でドライバー交代があったり。スーパーの店員の方も普通にお客さんとお喋りをしてコミュニケーションをとっているのが普通だったり。一生懸命に過ごすというより、ゆったりと自分の日々を充実させる中で相手への思いやりも生まれているということなのかなと感じました。私は今までどちらかというと「こうあるべき、皆そうしてるから自分もそうした方が良い、もっと頑張らなきゃ」と決まりきった考えにはまりやすい人間です。なので、ニュージーランドでの様々な価値観は、正直最初のころは「そんなふわっとしていていいのか!?」と思う場面が多々あったのですが、今は「それで普通に生活できるし、皆それぞれの時間を楽むために、時に大勢でワイワイ、また時に一人でのんびりと暮らしているんだな」とその視点を受け止められるようになってきた気がしています。よくも悪くも日本人らしさは抜け切りませんでしたが、2月から私のことを知っている友達からは「あんなにがちがちにガードを張ってたのに、前とは雰囲気が変わったよね」と言ってもらえるほどにはなったので、2セメスターという長期での留学を選択したことは自分にとってはジャストな選択だったと思います。自分が一番気にしていたことは「しっかりと意味のある留学をしなければ」という考えでした。英語の発音とリスニングは自分の武器だと思っていたのに、初めのころは全然聞き取れないし、会話の輪にも入れない。何のために来たんだろうと考えることがたくさんありました。それでも、自分が居られるコミュニティを少しずつ広げてみたり、耳が慣れてきたり、と大体7か月を過ぎたあたりから今すごく充実していて楽しいと心から思えるようになりました。留学はただ来るだけじゃ意味がないという話を聞いてきた中で、今は「こっちで海外の友達ができて、その友達と将来また再開してたくさん話をしたい。」その想いが自分の中にできたことが、この留学がかけがえのない時間だったことを証明してくれています。申請・ビザ・保険・履修登録・住居など英語の書類に根気強く向き合い続けることも、そしてそれら全てを完了して始まる留学生活も、大変なことがたくさんあります。でも、今私は留学にきて本当に良かったと心から言えます。これから留学をする人へ、アドバイスになるかは分かりませんが、気張りすぎず過ごしてみてください。時間が解決してくれることももちろんあるし、時にはYoutubeやSNSなどで息抜きしたり、日本人の友達と話してほっとしたりしながら、自分と向き合ってみてください。
最後に簡単にではありますが就活の話です。早期選考が動き出しているのでオンラインの就活イベントにはちょこっと参加したりしました。面接・1dayインターンシップ・説明会など情報にアンテナを張っておくことはやっぱり大事みたいです。ただ私もそうですが帰国してから(=11月末から)本腰を入れていくしかないなと思っています。なので残りの1か月は興味ありそうな企業のESの〆切は押さえつつも、こっちでの友達との時間を存分に楽しんでいます。結局就活はいつかやるしかないらしいのでストレスため過ぎず、自分のバランスを探してみてくださいね。

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