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留学情報
留学体験談
交換留学(オーストラリア国立大学)
オーストラリア国立大学_Yさん
- プログラム種別
- 交換留学
- 留学年
- 2023年
- 言語
- 英語
- 地域名
- オセアニア
- 行先国名
- オーストラリア
- 大学名
- オーストラリア国立大学
- 部局名
- 文学部
- 課程
- 学士
- 新渡戸カレッジ
- 非該当
オーストラリア国立大学(オーストラリア)2023年7月~2024年6月
【所要経費】
航空運賃;往復約16万
保険料;約20万
教科書代;なし(すべてオンラインで配布)
住居;合計約100万
食費;月1万前後
交通費;中古自転車9000円
1.渡航前の手続きについて
・ビザ(VISA)又は滞在許可書
学生ビザをオンラインで申請。ビザは当日中に認可されて非常にスムーズだった。オーストラリアは人気の留学先であるため手続きの指南はネット上で簡単に手に入る。私もそれらに従って進めた。
2.到着直後の手続きについて
①大学関係
到着したのが夕方だったことと、バス停から寮まで思ったより時間がかかったことにより、着いた時には寮のレセプションが営業終了してしまった。携帯の契約も済んでいなかったので連絡もできず入り口で立ち尽くしていると、通りがかった寮生が助けてくれて事なきを得た。余裕をもって到着できるように予定を立てるべきだった。また、携帯は空港でシムカードを購入してアクティベートするつもりだったが仕組みが良く理解できておらず出来なかったので、今考えれば断然eSIMを利用するべきだった。バス停から寮はキャンパス内を通るため簡単だと思っていたが、案内表示などが少なく経路が分かりにくかったため、事前によく経路を調べ、出来れば歩きよりタクシーなどを使った方が良かったかもしれない。
②滞在許可書関係
滞在許可書はビザやCoE(入学許可書)が兼ねていたため申請しなかったが、日本大使館に滞在届を提出した。また他の学生はキャンベラシティが発行する身分証明書を取得するなどしていた(おそらく使い道の九割はクラブに入るためのIDとして)。
3.留学生活について
①大学関係
友達が言うことには、キャンベラは規模が小さいが首都であるため、全国から学生が集まり他の大学よりも生徒の出身地が多様だそう(大きい街は地元の学生の割合が多くなるらしい)。確かに1人暮らしの学生が多く、寮がたくさんあってそれぞれの性格やうわさ話があるのが面白かった。街にあまり娯楽がないせいか、キャンパス内に様々な飲食店やスーパー、薬局、本屋などが集まっていて生活はほぼキャンパス内で完結する。キャンパスにはいつも野生のウサギやオウムが沢山いて、夜にはポッサムやカンガルーを見られることも!
食事の支援がとても手厚かった。学生組合が毎日無料朝食を提供したり、スーパーの廃棄食品(と言っても新鮮な野菜やパンなど)を配布していたりと非常に助かるものが多かった。また、中古の生活用品や衣服も寮にTake Freeとして置いてあったりして、物価は高かったが出費は日本にいるときより抑えられていた。また、キャンパス内には図書館以外にも自習できるスペースが非常に多く、どこでもWiFiとコンセントが使えるので毎日違う場所で勉強したりととても良い環境だった。図書館ではエッセイの添削や勉強のアドバイスを無償でしてもらえるサービスもあり、エッセイを提出前にチェックしてもらったりしていた。また、提出後には教授から細かすぎるほどのフィードバックがありとてもありがたかった。
②大学の所在する街(町)の様子
教育機関や政府機関の街であるためとても落ち着いている。夜でも静かで安全。住民は政治参加に積極的なためデモなどを目にすることが多く興味深かった。気候は内陸であるため気温差が大きく、夏は暑く冬の寒さは札幌に負けない。ただ、降雪は全くなしで夏もカラッとした暑さ(日差しが強い)ので比較的過ごしやすい。自然豊かで四季を感じられたり、圧倒的に晴れの日が多く、空が広くていつも綺麗な青だったりしたのが個人的にはメンタルの安定につながった。
③授業についてⅠ(内容・課題・成績評価について、特別なサポート / 特に苦労したこと / 困ったこと等)
授業は一学期に最多で4つ。大抵それぞれの授業でレクチャー(講義)とワークショップ(相互的な議論など)のために週2回登校する。中間と期末に試験/レポート/発表などがありそれらが評価のほとんどを占める。積極性も1~2割程度の評価基準であるため、ワークショップまでには各週のテーマについて与えられた資料を読んだり自分でリサーチしたりして、何かしら自分の意見を持っておく必要がある。北大に比べて授業時間は少ないが、自習や課題、授業準備に時間を割いていた。特に具体的なサポートをこちらから求めることはしなかったが、一回目の授業で教授に挨拶に行き留学生ということを伝えていたため教授に気遣ってもらったり、評価にも影響していた可能性はある。ほぼすべての授業が録画・共有されており、速度を変えたり字幕を出したりできたのでとても助かった。特に苦労したのは、ワークショップで発言すること。英語が分からなかったり、変なことを言ってしまったらどうしようという恐怖心で最初は何も言えずに授業を終えることも多かったが、せめて一回は何かしら発言しようというような目標を定めて取り組んだ。何か問いが発せられたとき、他の学生が発言した後だとハ-ドルが上がってしまうので出来るだけ最初に口火を切ることが意外に結果オーライなこともある。
④授業についてⅡ(最も興味深かった授業 / 最も困難だった授業)
興味深い:オーストラリアの植民地主義についての授業
オーストラリアの建国や現在の法律などを、植民地支配の一部として学び直す過程が、自分にとっても深くオーストラリアのことを知ることができた機会でもあったし、地元の学生にとっても非常にショッキングで重要な学びであることを観察できて興味深かった。日本の事例に反映することもでき、留学してこそ得られた多くの気づきがあった。
困難:オセアニア地域の開発についての授業
自分の専門外で、しかもレベルが高いものを1学期目に取ってしまったので授業について行くことさえ困難で、単位は取得できたがレポートの仕上がりは不満足に終わってしまった。高いレベルの授業に挑戦することは良いが、せめて自分の自信がある分野から始めるべきだった。ただこの授業もオーストラリアの国際関係を実際の事例から学ぶことができて興味深かった。
4.住居と食事について
①住居
前半:キャンパス内の寮、月約10万、シャワートイレキッチン共用、徒歩通学10分
後半:学生自治シェアハウス、月約7万、シャワートイレキッチン共用、自転車通学10分
②食事
自炊、キャンパス内の飲食店で外食(ランチ10~20ドル)
学校で毎週無償の食料配布があり、缶詰類やオートミール、野菜をよくもらえた。
無料朝食(トースト、シリアル)も平日毎日あった。
平日はシェアハウスでは持ち回りで調理して皆で食べるCommunal Dinnerがあった。
③インターネット環境
パソコンは持参、インターネットは学校も住居も無料でよく通じた。データ通信については、私は色々比較して、Catch ConnectというキャリアのプリペイドeSIMで一年間最安値でネットを使うことができたと思っているのでおすすめ。eSIMであれば日本で購入し、現地に着くまえにアクティベイトしておけるので安心で簡単。
④住居に関するアドバイス(後輩の皆さんに自分の住んでいた住居をすすめたいですか?)
私は一番安い選択肢を常に選んできたが、結果的に他の面でも良い住居だったと思う。個室さえあれば、他の設備を共用するタイプは程よくコミュニケーションもとれてストレスがたまらず良いと思う。最初の寮は百人以上の規模だったが、シェアハウスは少人数で仲良くなれてよかった。また、寮生のうち留学生の割合をみて選ぶのも良いと思う。年度の途中から留学する場合は現地生のグループが出来上がってしまっているので留学生の多い寮の方が友達を作りやすい。最初に選んだ住居が気に入らなければ、前半のうちに情報収集をして後半から引っ越しできる。
6.留学生活全般について
この留学の成果は沢山あるが、一番は積極性を身に着けられたことだと思います。授業や日常的な会話をはじめ、「あなたはどう思う?」と聞いてくれることはまずなく、自分で口を開かないと完全に空気になってしまうということにショックを受け、周りにどう思われようと何でもいいからまず発言をするというメンタルを育てることができました。英語力は正直ペラペラとまでは成長できませんでしたが、周りを気にしない、思い切って言ってみる、分からないことはすぐに質問するというような度胸を付けられたことはとてもいい経験だったなと思います。自分は留学に行く前に、心のどこかで「留学にさえ行けば何でもうまくいく」というような幻想を抱いていて、留学に行くこと自体が目的になっていたところがありましたが、実際には環境が変わるだけでやっぱり自分から行動を起こさないと何も起こらないということを身にしみて感じました。(留学の環境に慣れてきた時期に、惰性で日本と同じような日常を送ってしまっていました。)なので、アドバイスとしては「留学に行きました」だけではなく「留学に行って○○をがんばりました」と言えるような留学以外のもう一つの軸を見つけられればいいと思います。例えば、留学中にインターンをする、フィールドワークをする、部活に入る等、大学からも提供されるチャンスをフルに活用して自分で行動を起こせれば留学生活が充実すると思います。また、自分の中で軸があれば他の人と比較して苦しくなることも減ると思います。自分は、正直同じ時期に留学している友達などと自分を比べてしまって辛い時期があったのですが、張り合う理由は全く無いし、つくづく無駄だったなあと思います。どうしても気分が落ち込むことはあると思いますが、他人と比べることで苦しむのではなく自分が留学中に何をやりたいのかを考えて、自分のペースでがんばってください。