留学情報

留学体験談

交換留学(スウェーデン王立工科大学)

スウェーデン王立工科大学_Oさん

プログラム種別
交換留学
留学年
2023年
言語
英語
地域名
欧州
行先国名
スウェーデン
大学名
スウェーデン王立工科大学
部局名
情報科学院
課程
修士
新渡戸カレッジ
非該当

スウェーデン王立工科大学(スウェーデン)2023年8月~2024年1月

【所要経費】月毎のおおよその支出 家賃  60,000円、食費  35,000円、交通  10,000円、通信   5,000円、日用品 5,000円、交際費35,000円、雑費  10,000円、計160,000円/月

往復航空運賃 300,000円

留学保険      70,000円

5か月半の計算で

16*5.5 + 30 + 7 = 125万ほどです。これにJASSOからの奨学金で月8万円給付されていました。

支出が膨らむ月もあったので、奨学金の支給を差し引いても計100万円程度はかかったと思います

1.渡航前の手続きについて

・ビザ(VISA)又は滞在許可書

VISAの申請はスウェーデン移民局のサイトからオンラインで申し込める。2年ほど前から規則が変わり、東京のスウェーデン大使館に直接赴きパスポートを見せる必要がある。申請のプロセスは時間がかかるので、留学の受け入れが決まった場合すぐに手続きを始めてください(重要)。僕の場合はかなり限られたスケジュールの中で東京の大使館に行かなければならないことになり、やや厄介でした。

2.到着直後の手続きについて

①大学関係

KTH Entreという事務のような場所で学生idの作成、学生カード、学生証明書(アプリ)などの受け取りをする。授業登録などはオンラインなのだが、それとは別に試験を受けるための登録が必要なので注意が必要。試験登録を忘れて単位を落としている学生もいた。

②滞在許可書関係

到着後90日以内にスウェーデンの移民局で在留カードを作る必要がある。オンラインで予約して行くことになる。8月は転入が集中していて予約も取りにくいが、定期的にサイトをチェックすれば予約できる日は見つかる。

3.留学生活について

①大学関係

北欧諸国で最も良い大学なので集まっている生徒のレベルも教授や授業の質も高い。授業にもよるが、課題は多く試験やレポートの難易度もかなり高い。雰囲気としては開放的かつ国際的、留学生の受け入れも多い。そもそもスウェーデン自体が国民の20%が移民というインターナショナルな国なので、留学するには良い大学だったと思う。

②大学の所在する街(町)の様子

スウェーデンの治安は良い。とは言っても日本ほどは良くないのでテーブルにスマホを置いたまま離席するといった行動はするべきでない。北欧は全体的に物価が高く、特に外食は非常に高価になる。ストックホルムにはアジアンマーケットなどもあるので、日本風のご飯の自炊も可能である。高緯度のため冬の日照時間は6時間などかなり短くなる。冬季鬱のように感じる人も少なくないので、ビタミンDを取るのが重要。

③授業についてⅠ(内容・課題・成績評価について、特別なサポート / 特に苦労したこと / 困ったこと等)

対面式の講義に加えて、相当量の個人課題やグループワークが課せられる。成績評価は小テスト、期末テスト、課題、レポートなどで決定される(授業による)。留学生のためのサポートは特になく、KTHの学生はみな英語に堪能であったため英語をよく勉強しておくと良い。
グループワークの多い授業では土日の夜中までグルーブ通話をしながら課題を進めるような週もあった。英語で履修する難しさも加えて、基本的に日本の大学で単位を取るより難しいように思う。

④授業についてⅡ(最も興味深かった授業 / 最も困難だった授業)

興味深い:Artificial Neural Networks and Deep Architectures
人工知能に関する授業だが、各種アルゴリズムを講義で教えられその後グループワークでスクラッチから実装するという流れだった。基幹からよく理解できたように思う。同グループのスウェーデンの学生が課題の範囲を超えた実験を勉強のためにしていたことも興味深かった。

困難:Machine learning and Data science
人工知能の基幹の数学についての講義であり、毎週演習で扱う数式の導出や証明の難易度がかなり高かった。教授がインド訛りの英語を話すためそれらを正確に聞き取ることにも苦労した。

4.住居と食事について

①住居

大学の寮が定員のため用意されなかったので自分で家を探した。Akademisk kvartというサイトで見つけた、60歳のスウェーデン人が住む家の一部屋を借りて2人暮らしで住んでいた。家賃は月60,000円ほど円ほどであった。これはストックホルムでは安い方である。大学までの通学は50分ほどかかった。

②食事

スウェーデンは外食が高いので基本的に自炊をした。大学でお昼を食べる場合も自分はパンやサンドイッチを持って行っていた。

③インターネット環境

家のWi-Fiを使うことができた。通信速度は普通程度だったと思う。大学にはもちろんWi-Fiがある。携帯のsimはcomviqというキャリアを使っていた。

④住居に関するアドバイス

自分の使った部屋はお勧めしたい。家賃も安くルームメイトの方から色々なお話も出来たから。

寮がもし用意されなくても落ち着いて探せば場所は見つかると思うので諦めないでください。僕の時はスウェーデンに行く3週間前くらいになって寮に入れないと連絡がきたので焦りました。

6.留学生活全般について

まず、これ以上ない貴重な体験ができたと感じています。留学に迷っている人は是非行ってみてと背中を押したいです。大学での講義や課題、試験勉強も勿論ですが、現地の学生や他の国からの留学生との会話や交流の中に沢山の学びがありました。教育の構造や政治への関心、働き方や人生観など自国とは異なることは沢山あり、KTHの学生は勤勉で幅広いテーマに興味があるので、彼らとの会話をする中で初めて考えたことがあり、新たな視点を得ることができました。留学体験ではこのような国と国の違いがよく強調されますが、文化や言語が違っていても同じ人間であり、話題の作り方や物事の感じ方は共通することが多いです。多少の習慣の違いはありますが、問題なくむしろ楽しく生活できると思います。僕の場合は修士1年の夏からの留学だったので就職活動に支障が出ることを心配していましたが、大手企業であればオンラインでESから最終面接まで完結する場合の方が多いため問題なかったです。むしろ交換留学が評価されて有利に進めたように感じています。スウェーデンでは色々なことを学べましたが、人生についても少し広い視点を持てたように感じています。というのも、今まではどこか資本主義の刷り込みで幸せを得るためには努力に努力を積み重ねる必要があると考えていて、どこか焦りながら生きてきたように感じます。スウェーデンのライフワークバランスは見習うべきものがあり、もう少しゆっくりリラックスして毎日の生活や仕事をしていいのだなと思えました。また、外の世界に出ることで初めて気づける日本の素晴らしさも沢山あります。留学は学問の追求だけでなく、人生を豊かにすることができる又と無い機会です。あまり重大なこととして考えず、是非外の世界を勉強しに行ってみてください。

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