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留学情報
留学体験談
短期語学研修(ポートランド州立大学)
ポートランド州立大学_Cさん
- プログラム種別
- 短期語学研修
- 留学年
- 2023年
- 言語
- 英語
- 地域名
- 北アメリカ
- 行先国名
- アメリカ
- 大学名
- ポートランド州立大学
- 部局名
- 総合教育部
- 課程
- 学士
- 新渡戸カレッジ
- 該当
プログラムについて
< Field Study & America Plus>
コミュニケーションの授業は多くの人が知っているような基本的な内容から始まったが、ネイティブスピーカーから発音の矯正をしてもらったり、英語圏特有の早口言葉を練習したりなど、アメリカで実際に使われている実用的な英語を、日本人の身によりうまく適応させるという面において役に立つ授業をして頂いたと感じた。 また、私が選択した大衆文化の授業は、座学での学習とフィールドワークの2ステップで主に構成され、単なる知識のみではない実体験に基づく学習ができた。とくに、大学生や街にいる人々に話を聞くという課題を通じて、ポートランドの独自性(交通機関や街中の自然など)やアメリカ文化に対する人々の姿勢を実際に知ることができたことは、異文化を学ぶ上で大きな助けとなったと感じる。 クラスについては、日本人ばかりで構成されていることもあり、あまり外国で学んでいるという印象は受けなかった。生徒同士も母国語で話し合いがちになってしまい、英語を使う機会を無駄にしてしまっていたと感じる。教室の外で行われるアクティビティでは、ポートランドの特色である古着を試したり、芸術保護区や山、アウトレットモールに赴いたりした。ポートランドでは芸術や資源の保全に対して意識が高く、街中の芸術を保全するための税や古着文化、公共交通機関の発達にそれが色濃く現れていると感じた。
日常生活について
ホームステイ先はホストマザー一人のご家庭だった。水の利用については日本とかなり意識が異なることを実感したが、とくべつ不満も不足もなく過ごすことができた。食事について、基本的に冷蔵庫の専用スペースから好きに取り出して食べてもよいという形式だったが、夕食はホストマザーが用意してくれた料理を一緒に食べることが多かった。本来は朝食と夕食のみの提供だったが、ご厚意で昼食を出していただいてとても感謝している。 彼女はバス運転手という仕事柄、朝早くから働きに出ているために朝の時間に会話することは稀だったが、コミュニケーションの時間には恵まれたためよい経験になった。休日には海岸に連れて行ってくれたり、一緒に散歩をしてくれたりなど、ポートランドについても知るたくさんの機会を設けていただいた。授業後の自由時間には、商業地区を数人で散策し、ポートランドの特産品や有名店などを見て回った。商業地区をまわる際には、大麻を持ったホームレスの人々のすぐそばを通ることも頻繁にあり、日本人にとってはすこし緊迫感のあるアメリカの日常風景をみることができた。
その他
特に印象に残っているのはホームレスの人々の存在である。ポートランドの商業地区では昼夜問わず、吸殻を手に徘徊する人や路傍に座り込んでぼんやりしている人がみられ、人々の吸う大麻特有の歪んだ匂いが漂っていた。ポートランドはKEEP PORTLAND WEIRD(ポートランドよ変であれ)というモットーを掲げており、ジェンダーの多様性や人種、芸術、様々な文化に対する寛容さやある種の先進性をもつ。しかしそれは無差別に発揮される寛容性と言ってもよく、良い面ばかりが見られるわけではない。ポートランドが所属するオレゴン州では近年、住民投票により、大麻より習慣性の強いハードドラッグ(ヘロインやコカインなど)の規制緩和が行われた。ホームレスが多く生まれる原因となっているのは薬物であるが、アメリカではそれらの入手が容易であり、規制もあまりされていない。ただでさえ格差が大きいアメリカでは、貧困の苦しみを紛らわせるために薬物を使用し、副作用によってさらに貧困を加速させていくという負のスパイラルに陥ってしまう人も多い。薬物を公的な資金援助を受けながらも薬物に浸り、路上生活から脱することができないホームレスの存在には、アメリカ文化の自由を尊重・希求する性質の暗い一面が現れていると感じた。