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留学体験談

短期語学研修(アリゾナ州立大学)

Aさん

プログラム種別
短期語学研修
留学年
2018年
言語
英語
地域名
北アメリカ
行先国名
アメリカ
大学名
アリゾナ州立大学
部局名
工学部
課程
学士
新渡戸カレッジ
非該当

北大サマープログラム 報告書

この報告書では、1か月間のホームステイと語学研修で、英語力がどれほど高まるか、そして異文化理解がどれほど高まるか、ということを中心に述べていく。この2点は自分自身にとって大切な要素であったし、サマープログラムの主な目的でもある。

1点目の英語力の向上について、自分は特にスピーキング能力を高めたいと思っていた。今まで受験英語しかやってこなかったので、英語を話す機会はあまりなかったのだ。このプログラムにおいて、英語を話す機会は主にホストファミリーとの会話、そして大学での友達との会話である。ホストファミリーとの会話だが、実際のところ想像よりも少なかったと思う。両親ともに共働きであったため、家にいる時間が少ない、というのが大きかった。ホストファミリーにも、様々な家族構成、生活スタイルがあるということは事前に理解しておいたほうが良いと思う。

大学での交流についてだが、こちらはまずまずであったと思う。アリゾナ州立大学(ASU)での生活を簡単に説明すると、平日は毎日、ASUが提供する語学プログラムに通う。このプログラムには全体で約300人が所属し、ざっくり言うと半数が中国人、1/4が日本人、1/8がサウジアラビア人、1/8はその他の地域、といった構成であった。

授業内容は、北大生であれば容易であると思う。北大生にはリスニング、スピーキング中心のプログラムが提供されたが、それでも授業の6,7割は基本的な文法事項が取り扱われた。正直なところ授業だけではしゃべり足りないと思われるので、クラスメートに積極的に話しかけにいって会話の機会を増やすというような努力が必要であると感じた。僕も一人の中国人学生ととても仲良くなり、授業後にごはんを食べに行ったり、ボタニカル・ガーデンというフェニックスにある有名なサボテンの植物園に一緒に言ったりした。クラス以外にも、交流の機会はたくさんある。このプログラムはConversation Clubやジムでのスポーツ大会を用意してくれるので、そこで他のクラスの学生やプログラムのサポートをしてくれる現地スタッフと交流することができる。現地スタッフやプログラムの先生方はみな本当に優しかった。また、プログラム期間中はASUの一員として扱われるので、ASUのサークルに入ることもできる。僕はFacebookなどを通じてサッカーサークルやテニスサークルとコンタクトを取り参加させてもらった。実際のところSNSなど使わなくても、面白そうだったら初対面など構わず飛び入り参加するのがアメリカのスポーツの一般的な風景である。

ただ、現地のサークルに参加すると飛び交う英語も言い回しやスピードが現地仕様になってくるのでついていけないことが多い。ここからは英語力の向上についてのまとめの部分にもなるが、漠然と過ごしていると、一か月という期間は英会話を習得するには全くと言っていいほど足りない。僕の現状の英語力は、ライティングはいいとして、瞬発力が求められる会話になるといまだに時制、人称がぐちゃぐちゃになることが多いし、単語が思い浮かばず詰まってしまうこともある。加えて、受験勉強で培い、ある程度自身があったリスニング力が通用しないことを思い知らされた。現地の日常会話の英語は本当に速い。帰国3日前くらいに、コインランドリーで居合わせた男性にマシンガントークをくらったのだが、9割方理解できず少しへこんだ。このように1か月アメリカに滞在したわけだが、日常会話を完璧にこなすというレベルには程遠い。継続的な学習が必要だと痛感している。そして、これからサマープログラム、スプリングプログラムを考えている人には、事前学習をしっかりやってほしいということを伝えたい。耳、口をできるだけ英語にならすということである。例えば、ファミリー向けのアメリカ映画を観ることで耳を慣らすことができる。例文集に付属されているCDを何回も聞き、フレーズを体にしみこませることで、よどみなくしゃべれるようになる。大切なのは毎日少しずつ継続することである。日本で勉強できることはできるだけやった方がよい。そうすれば向こうで1か月という、英会話をマスターするには短すぎる時間を無駄にせずに済む。(僕も半年ほど、ほぼ毎日例文集のCDを聞いていたがそれでもまだまだ会話できない、リスニングを軽視していたのもあるが。)そのうえで、現地では積極的に交流の輪を広げていってもらいたい。短いからといって意味がないと言っているわけではない。受験英語では身につかない、実際に使えるフレーズを山ほど学んだし、これから述べるがこのプログラムは異文化理解には最適である。ただ、語学力の向上という面では、1か月という時間を有効に活用するため、入念に準備をしてもらいたいというのが僕のアドバイスである。

2点目にポイントに挙げていた、異文化理解に関しては大きな収穫を得たと思っている。授業がないときは全くの自由であるので、前述のようなアクティビティやサークルに参加したり、土日には語学プログラムが用意したグランドキャニオンツアーに参加したり、大リーグのゲームを観に行ったりすることができる。これらの体験はすべて新鮮で、単なる楽しい観光以上の価値があった。特に大学のフットボールの試合はおススメである。大学内に5万人収容のスタジアムがあり、秋から冬にかけて試合が行われる。アメリカ人は盛り上がるのが大好きであるから、試合の雰囲気は最高だった。アメリカではいかに大学スポーツが人気か、そしてアメリカ人はいかに自分の学校に誇りを持っているかがわかるイベントである。とにかく、百聞は一見に如かず、というように実際に体験してもらいたい。ホームステイができ、なおかつ比較的自由な時間が持てるこのプログラムは、アメリカ文化を学ぶには最適であると思う。

その他、参考にしていただきたいことをまとめた。

・気温

アリゾナ州は砂漠地帯であるため夏は常に30度後半の殺人的な暑さである。長時間、屋外にいることは不可能である。一方室内は凍えるほど寒い。正直なところ春の方が過ごしやすい。

・服装

ホームステイ先によって洗濯の頻度は異なる。一週間分の半そで短パンと、上から羽織るものがあれば十分。

・wi-fi

ホームステイ先にも、大学にもwi-fiが完備されていた。また多くの施設、飲食店でも使用でき、simカードやポケットwi-fiの必要性は感じなかった。

・ノートPC

ASUに提出する報告書や、クラスで出されたプレゼン課題に取り組む際に必要になる。大学内にもパソコンが多数あるが、いつでもどこでもできる、という意味では非常に便利である。

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