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海外ラーニング・サテライト

ロボット工学の先端研究領域における協働教育

本事業では,渡航前に参加学生に対してロボティクス分野に関する基礎知識の整理および関連論文の事前学習を実施し,現地において高度な専門講義および議論に主体的に参加できる体制を整えた。具体的には,SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)や自動運転技術に関する基本概念,センサフュージョン技術,ロボット制御理論に関する基礎的内容について事前に学習させるとともに,関連分野の最新論文を用いた輪読を行い,研究内容を批判的に理解する力の向上を図った。また,英語による専門講義に対応できるよう,専門用語の整理およびディスカッション形式の演習も実施した。

現地では,University of Technology Sydneyにおいて,ロボティクス分野に関する専門講義および研究交流を体系的に実施した。講義内容としては,SLAMの基礎理論および応用,状態推定およびフィルタリング手法,LiDAR・カメラ・レーダ等を用いた知覚技術,深層学習を活用した認識技術,強化学習および模倣学習に基づく制御手法など,多岐にわたるテーマを扱った。さらに,ロボットの構造設計,アクチュエータの原理,センサ信号処理,最適制御理論といった基礎的内容についても講義を行い,理論と応用の双方を横断的に理解できる構成とした。

加えて,講義にとどまらず,研究室見学および研究者・学生間のディスカッションを積極的に実施した。研究室見学では,実際のロボットシステムや実験環境を確認するとともに,研究開発プロセスや技術実装の実際について理解を深める機会を提供した。また,研究交流の場では,各参加者が自身の研究テーマや技術的課題について英語で説明し,相互に意見交換を行うことで,専門的な議論能力の向上を図った。

さらに,本プログラムでは,異なる研究背景を有する学生および教員が参加しており,分野横断的な視点からの議論が行われた。これにより,単一分野にとどまらない複合的な問題解決能力の育成が促進された。また,講義およびディスカッションを通じて,理論的知識と実システムとの関係性を意識した学修が行われ,実践的な理解の深化が図られた。

以上のように,本事業では事前学習と現地プログラムを有機的に連携させることで,参加学生が主体的に学び,かつ国際的な研究環境に適応するための基盤的能力を育成することを目指したものである。

年度
2025年度
実施期間
2026/2/9~2026/2/13
分野
工学
エリア
オセアニア
派遣先
オーストラリア
シドニー工科大学
実施責任者(所属部局・氏名)
工学研究院
江丸 貴紀 准教授
提供科目名(開講部局・単位数)
ロボット工学におけるメカニズムと制御(工学院・1単位)
履修者公募の有無

更新日:2026年5月28日

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